背筋が伸びるような静けさが心地良い、鎌倉五山第二位の禅寺です。元寇(元との戦い)で亡くなった、両軍の兵士を敵味方関係なく供養するため、北条時宗によって建てられました。
JR北鎌倉駅から徒歩1分
背筋が伸びるような静けさが心地良い、鎌倉五山第二位の禅寺です。元寇(元との戦い)で亡くなった、両軍の兵士を敵味方関係なく供養するため、北条時宗によって建てられました。
JR北鎌倉駅から徒歩1分というアクセスも良いこのお寺、まずは正式な参詣路である、北鎌倉駅西口側から歩き始めましょう。
拝観料300円を払って境内に入ると、夏目漱石が小説『門』の舞台に描いた三門が現れます。この三門を通ると邪気を払うことができるとも言われています。
円覚寺には舎利殿と洪鐘(おおがね)の二つの国宝があります。
舎利殿は、お釈迦様の歯も祀られており鎌倉唯一の国宝建造物。普段は非公開の建物ですが年に数日間だけ公開されます。洪鐘は境内の高台の弁天堂にあり、関東最大の大きさです。
弁天堂には江ノ島弁財天が祀られていて、ご祈祷もでき、鎌倉の老舗井上蒲鉾店の軽食も食べられます。
仏殿では、円覚寺の本尊で、見上げるほど大きな宝冠釈迦如来像を間近で見ることができます。「日本初の作庭家」ともいわれる夢窓疎石(むそう そせき)の作庭と伝わる妙香池もあり、国の名勝に指定されています。
梅や桜、紅葉(12月上旬が見頃で居士林付近の紅葉は見事!)など季節の植物も楽しみのひとつ。境内は広いので時間に余裕を持って参拝しましょう。
坐禅や写経体験もでき、夏目漱石や島崎藤村も円覚寺で坐禅をしていたそうです。歴史ある雰囲気での坐禅体験は格別。日時は内容によって異なるので、詳細は円覚寺のHPで確認してください。
境内には塔頭(たっちゅう)と呼ばれる寺院がいくつも点在。北条時宗が祀られている佛日庵では、お抹茶やお茶菓子をいただけます。如意庵の茶寮、安寧では、美しいお庭を眺めながらあんみつやゆずジュースなどを楽しめるので、境内で心静かな時間を過ごすのはいかがでしょうか(茶寮の営業日を確認していきましょう)。
御朱印は円覚寺受付、弁天堂、佛日庵でそれぞれの御朱印をもらえ、お守りなどのグッズも販売されています。