新潟県上越市の中心部に位置する高田城址公園(たかだじょうしこうえん、旧称:高田公園)。徳川家康の六男、松平忠輝(まつだいらただてる)の居城であった高田城の跡に整備された公園で、全体が県の史跡に指定されていま
新潟県上越市の中心部に位置する高田城址公園(たかだじょうしこうえん、旧称:高田公園)。徳川家康の六男、松平忠輝(まつだいらただてる)の居城であった高田城の跡に整備された公園で、全体が県の史跡に指定されています。
約50haと広大な園内には、復元された高田城の三重櫓(さんじゅうやぐら)のほか、越後の都をテーマにした歴史博物館、高田図書館などの文化施設が点在。また上越市出身の芸術家、小林古径記念美術館や岩野勇三ブロンズコーナー、小川未明文学館といった上越市ゆかりの人物に関する施設や、野球場などのスポーツ施設、ブロンズプロムナードなどの見どころもあります。また市民の交流施設である高田城址公園オーレンプラザ、芝生広場や外堀を巡る遊歩道もあり、観光客のみならず市民にとっても憩いの場となっています。
春はお花見スポットとしても人気で、公園および周辺には約4,000本の桜があるといわれています。日没後、三重櫓のライトアップやボンボリの灯りのとともに見られる夜桜の華やかさは格別で、日本三大夜桜のひとつにも数えられるとのこと。例年、桜の開花時期に合わせて「高田城址公園観桜会」も開催されています。
夏には外堀一面をハスの花が埋め尽くし、その規模と美しさは“東洋一”と称する声もあるほど。7月中旬から8月下旬頃にかけては「高田城址公園観蓮会」が行われています。秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じてさまざまな景色が楽しめるのも大きな魅力です。