「忍者寺」の通称で知られる日蓮宗の寺院、妙立寺(みょうりゅうじ)。加賀藩の初代藩主、前田利家が金沢城内に建てた祈願所を1643(寛永20)年に三代前田利常が金沢城近くへ移築建立したのが始まりとされています。
「忍者寺」の通称で知られる日蓮宗の寺院、妙立寺(みょうりゅうじ)。加賀藩の初代藩主、前田利家が金沢城内に建てた祈願所を1643(寛永20)年に三代前田利常が金沢城近くへ移築建立したのが始まりとされています。以降、開運の祖として多くの人々が参拝に足を運びました。
当時緊張状態にあった徳川幕府から金沢城を守る出城として軍備を強化するべく、内部は迷路のような造り。あちこちに仕掛けも潜んでおり、忍者寺と呼ばれるゆえんとなっています。見どころは賽銭箱が落とし穴になったり、床板を外すと隠し階段が現れたりと次々に現れるからくり。歴代藩主の謁見の間や奥方の着物を展示する部屋もあり、加賀藩の歴史にも触れられます。
ガイドの案内でお寺の内部を見学でき(所要時間約40分)、拝観するには電話予約が必要です。2022年3月現在、予約は3日前から可能で、定員に空きがあれば当日予約もできます。