願掛け寺 香林寺(こうりんじ)は、1651(慶安4)年に加賀藩の家老職にあった青木五兵衛という人物が藩主に願い出て建立された曹洞宗の寺院。寺町寺院群の一角にあります。
堂内には、病気平癒や開運にご利益があ
願掛け寺 香林寺(こうりんじ)は、1651(慶安4)年に加賀藩の家老職にあった青木五兵衛という人物が藩主に願い出て建立された曹洞宗の寺院。寺町寺院群の一角にあります。
堂内には、病気平癒や開運にご利益がある開運霊薬不動尊や、安産・子授け等にご利益がある「お子抱き地蔵」が安置され、人々の信仰を集めてきました。とくに恋愛や結婚にご利益があると話題です。
願掛けには決まったお参りの方法があります。まず本堂でタスキと自分の干支のお守りを購入し、タスキに願いごとを書きます。次にお守りを持ち外へ出て、境内にある「幸福の道」と名付けられた庭を3周歩いて願掛けを行います。最初は十二支の像とユーモアたっぷりの羅漢像、わらべ地蔵が立つ幸福の道を2周。十二支像は方位に基づいて立っているので、2周する間に自分の干支がどこにあるのか確認しておきましょう。3周目に自分の干支の前に来たらタスキを干支の像にかけて手を合わせて願掛けをします。
境内にはふれると美白美肌をかなえてくれる白不動もあるので、ここで再び手を合わせて願掛けを。
堂内には加賀友禅の作家である人間国宝・木村雨山(きむら うざん)が描いた花鳥風月の色紙や短冊、能面師・平井杢侃(ひらい もっかん)作の面が展示されているので、こちらもお見逃しなく。
秋には白い彼岸花が庭一面に咲き誇り、見事な景観が楽しめます。