那谷寺(なたでら)は石川県小松市にある真言宗の古刹。約1300年の歴史を誇り、717(養老元)年に泰澄(たいちょう)により創建したと伝えられています。参道の先に延びるのは、樹齢数百年の杉並木。加賀藩の三代目
那谷寺(なたでら)は石川県小松市にある真言宗の古刹。約1300年の歴史を誇り、717(養老元)年に泰澄(たいちょう)により創建したと伝えられています。参道の先に延びるのは、樹齢数百年の杉並木。加賀藩の三代目藩主、前田利常(としつね)の手により植樹されたものです。同じく利常により再建されたのが、国の重要文化財に指定されている本殿「大悲閣」。建物内では胎内くぐりも体験できます。紅葉の名所として知られるのが奇岩遊仙境。楓月橋や展望台からの眺望は格別です。また、3月ごろに約400本のヤブツバキの花がひと足早く春の訪れを告げると、それに続いて桜やハクサンシャクナゲなどの花々が境内を彩ります。