石川県立美術館は、金沢市にある美術館。石川県は江戸時代から美術工芸が盛んで数多くの名品が生まれました。背景には、日本一の大藩であった加賀藩が、その財力を美術工芸に惜しげもなく注ぎこんだ歴史があります。石川県
石川県立美術館は、金沢市にある美術館。石川県は江戸時代から美術工芸が盛んで数多くの名品が生まれました。背景には、日本一の大藩であった加賀藩が、その財力を美術工芸に惜しげもなく注ぎこんだ歴史があります。石川県立美術館には国宝の「色絵雉香炉(いろえきじこうろ / 野々村仁清作)」をはじめ、古九谷や加賀藩前田家伝来の文化財、石川県ゆかりの芸術院会員や人間国宝の絵画・伝統工芸など、故郷を代表する作品が数多く収蔵されており、石川県の美術工芸をじっくりと鑑賞できます。
館内には、石川県出身の世界的なパティシエ・辻口博啓氏プロデュースのパティスリー&カフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュKANAZAWA」も併設。まさに美術品のような極上のスイーツを味わえます。
あまり知られていませんが、本館と同じ敷地内にある広坂別館へもぜひ足を延ばしてみてください。こちらは大正時代の1922年に陸軍の施設として建てられた建物で、大正モダン建築の面影を色濃く残しています。さらに広坂別館に隣接するのが、文化財の修復を専門に行う石川県文化財保存修復工房。ここではふだんはなかなか見ることができない修復作業をガラス窓越しに見学できます(作業を行ってない日は見学不可)。