中町通りは、長野県松本市中心部にある趣深い商店街。江戸時代から、善光寺街道沿いに商家が建ち並び、度重なる火災を経て「なまこ壁」の土蔵造りが再建され、美しい白黒の景観が特徴となっています。
現在、この通
中町通りは、長野県松本市中心部にある趣深い商店街。江戸時代から、善光寺街道沿いに商家が建ち並び、度重なる火災を経て「なまこ壁」の土蔵造りが再建され、美しい白黒の景観が特徴となっています。
現在、この通りには民芸品店や飲食店が軒を連ねており、松本駅や松本城からも近いため、観光客に人気。明治期の酒蔵を改修した多目的施設「蔵シック館」は必見で、文化発信の場としても活用されています。
また、4月から12月の毎週土曜日9時30分から開催される「蔵の朝市」では、地元農家が新鮮な野菜や果物、花などを直売しています。その人気ぶりから、開始から10分ほどで売り切れてしまうことも多く、「日本一短い朝市」とも呼ばれています。毎年1月11日前後に開催される「あめ市」は、戦国時代の「敵に塩を送る」という故事に由来する伝統的な祭りで、松本の冬の風物詩。このように、地元ならではの特色あるイベントも、中町通りの大きな魅力のひとつです。