国宝の本堂からせり出す舞台は、ご本尊である観音様に雅楽や能、狂言、歌舞伎などの伝統芸能をご覧いただくために設けられたもの。舞台の眺めを楽しむときは、先にご本尊の前で手を合わせましょう。
国宝の本堂からせり出す舞台は、ご本尊である観音様に雅楽や能、狂言、歌舞伎などの伝統芸能をご覧いただくために設けられたもの。舞台の眺めを楽しむときは、先にご本尊の前で手を合わせましょう。
舞台からは眼下に広がる錦雲渓(きんうんけい)の四季折々に見せる木々の色彩や京都市街を一望。京都タワーも見られます。錦雲渓の奥に建つ子安の塔付近から、逆に舞台側を眺めるのもおすすめ。また、極彩色の西門は額縁に見立てて市街を望むのもフォトジェニックで、とくに夕暮れ時が素敵です。
高さ30mで国内最大級の三重塔や正門である仁王門など重要文化財の宝庫です。また、寺名の由来となった音羽の滝も必見。流れ落ちる三筋の霊水は「金色水」「延命水」とも呼ばれ、不老長寿や無病息災のご利益を授けてくれるパワースポットとして知られています。
京都の観光スポットでも特に高い人気を誇る清水寺は、一年を通して多くの参拝客で賑わいます。ゆったり参拝したいなら、朝6時の開門と同時に訪れてみるのはいかが。東山に昇る朝日を浴び、すがすがしい一日のスタートを迎えられますよ。
夜間特別拝観は春、夏、秋の年3回実施されます。いちおしの観賞スポットは、崖にせり出す清水の舞台の迫力が伝わってくる奥の院。また、本堂横の階段を下り、仰ぎ見る舞台や三重塔も圧巻です。塔頭寺院の成就院では秋の特別公開時に「月の庭」がライトアップされます。清水寺と併せて古都の夜を満喫しましょう。
清水寺の参道には、「茶の菓」で知られるマールブランシュや「京ばあむ」など抹茶系スイーツの店が多数。甘いもの以外では、汁物、鍋物、麺類などの風味が増す七味屋本舗の七味がおすすめです。清水坂の一筋南、清水焼の工房や店が軒を連ねる「茶わん坂」へも足を延ばしてみましょう。
清水寺の参道やその周辺は、気軽な麺類、丼物から本格懐石、フレンチやイタリアンまで多彩なジャンルのお店が充実しています。事前予約をしてないけれど名物グルメを楽しみたい!という時は、二年坂付近にある「阿古屋茶屋」のお茶漬けバイキングや、ひと足延ばして高台寺付近にある「ひさご」の親子丼がおすすめです。