35年ほど前に行なわれた金閣(舎利殿)の金箔張り替えでは、張り替え前の10倍の量にあたる20㎏の金箔(10.8cm四方を20万枚)が使われたそうです。また、2020(令和2)年に完了した18年ぶりの屋
35年ほど前に行なわれた金閣(舎利殿)の金箔張り替えでは、張り替え前の10倍の量にあたる20㎏の金箔(10.8cm四方を20万枚)が使われたそうです。また、2020(令和2)年に完了した18年ぶりの屋根葺き替えでは、10cm四方の金箔1万枚が使われ、屋根上の鳳凰や軒下なども修復。黄金色に輝く美しい金閣が蘇りました。
室町幕府の初代将軍足利尊氏の孫にあたる足利義満が、絢爛豪華な別荘として建てた山荘「北山殿」が金閣寺のルーツです。義満は第3代将軍として朝廷が二つに分裂した南北朝時代を終わらせ、明(中国)との貿易を進め、優雅な北山文化を開くなど権力と財力を手に入れ栄華を極めた人物。金閣(舎利殿)の初層内部には義満の坐像が安置されています。
風のない日、金閣正面に広がる鏡湖池(きょうこち)に鏡のように映り込む「逆さ金閣」は必見です。ほかにも、中国の故事「登竜門」にちなんで鯉が滝のぼりをする様子を表現した龍門滝や、樹齢約600年もの時を刻む「陸舟の松」など境内には見どころがたくさんあります。金箔を使ったお菓子や雑貨など、金閣寺ならではのお土産が買える売店にも立ち寄ってみましょう。
京都駅から乗り換えなしで最寄りの「金閣寺道」停留所まで行ける市バスがありますが、40分~50分ほどかかり、春や秋の観光シーズンには渋滞に巻き込まれる恐れも。地下鉄烏丸線で北大路駅まで行き、駅構内の北大路バスターミナルから市バスに乗り替える“地下鉄+市バスの合わせ技”なら30分ほどでアクセスできます。
京都らしさを空間ごと味わいたいなら、築100年を超える古民家を生かした「権太呂 金閣寺店」がおすすめ。お出汁が効いた「湯葉あんかけそば御膳」は金閣寺店限定です。洋食ならバリエーション豊かなオムライスが味わえる「おむらはうす 金閣寺店」も人気ですよ。
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