「貴船」の語源である「氣生根」は、大地のエネルギーが生まれる根源という意味。貴船神社は、気が満ち、運気隆昌のご利益を授けてくれるパワースポットとして古くから信仰を集めています。また、平安時代から縁結び
「貴船」の語源である「氣生根」は、大地のエネルギーが生まれる根源という意味。貴船神社は、気が満ち、運気隆昌のご利益を授けてくれるパワースポットとして古くから信仰を集めています。また、平安時代から縁結びのご利益でも知られており、女流歌人の和泉式部もお参りに訪れたそうです。
本宮で手を合わせたら、「水占(みずうら)みくじ」を試してみてはいかが? 貴船山から湧き出る霊泉におみくじを浸すと、神様からのメッセージが浮かび上がってくるという不思議な占いです。
貴船川に沿って3カ所あるお社を巡拝する「三社詣」がおすすめ。最初に本宮(本殿)、続いてもっとも神聖な場所である奥宮(おくみや)、そして最後は縁結びのご利益で知られる結社(ゆいのやしろ)の順に巡りましょう。参拝の前には手水で心身を清めることも忘れずに。
平安時代、和泉式部が参拝に訪れ願いが成就したというエピソードが有名で、縁結びのお守りが人気。「むすび守」は袋型と文型、2タイプがあります。水にちなんで「航海安全」や「大漁満足」のご利益が期待できるデザイン豊富な「ルアー守」などユニークなお守りも。
京都では春の桜と秋の紅葉のライトアップが多いですが、貴船神社では7月~8月中旬にかけてカラフルな笹飾りが境内を彩る「七夕笹飾りライトアップ」が行われます。また、貴船一帯が灯篭の灯りに浮かび上がる秋の「貴船もみじ灯篭」もおすすめです。
貴船は「京の奥座敷」。盆地で蒸し暑い京都の夏は、貴船川の清流の上に床几を設えた「川床(かわどこ)」で風流に涼を楽しみましょう。鴨川の「納涼床(ゆか)」は高床式なのに対し、貴船の川床は手が届きそうなほど水面に近く、涼感たっぷり。本格的な会席料理のお店が中心ですが、事前予約不要の気軽なカフェや流しそうめんも人気です。
最寄り駅の叡山電車貴船口駅から京都バスに乗ると、約4分で本宮のそばまでアクセスできます。25分かけて歩くのも爽快ですが、女性ひとりは気をつけて。叡山電車の終点、鞍馬駅から鞍馬寺を参拝し、山を越えて貴船へ向かうルートは自然豊かで神秘的。ハイキングにぴったりです。