関門海峡は、本州西端の山口県下関市と、九州北端の福岡県北九州市門司(もじ)区の間にある幅約700mの海峡。馬関(現在の下関市)の「関」と、門司の「門」を取って名付けられ、馬関海峡や下関海峡とも称されます。
関門海峡は、本州西端の山口県下関市と、九州北端の福岡県北九州市門司(もじ)区の間にある幅約700mの海峡。馬関(現在の下関市)の「関」と、門司の「門」を取って名付けられ、馬関海峡や下関海峡とも称されます。
関門海峡の潮の流れはとても速く、鳴門海峡、来島海峡(くるしまかいきょう)に次いで国内第3位。また、満潮と干潮に伴って潮の流れの向きが1日4回変わります。海上交通の要衝として大型のタンカーや貨物船がひっきりなしに通り、多い時には1日1,000隻もの船舶が行き交うことも。その潮騒と汽笛の音は環境庁(現・環境省)の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。
海峡には全長1,068mの関門橋が架かり、自動車で対岸へ渡れるほか、世界でも珍しい海底トンネル「関門トンネル人道」を通って徒歩や自転車で県境を越えることが可能です。