山口県萩市にある松下村塾(しょうかそんじゅく)は、幕末に吉田松陰の叔父が萩の城下町に開いた私塾で、松陰が28歳のときに主宰となりました。松陰自身は維新を迎えることなく、江戸幕府に捕らえられ斬首となりましたが
山口県萩市にある松下村塾(しょうかそんじゅく)は、幕末に吉田松陰の叔父が萩の城下町に開いた私塾で、松陰が28歳のときに主宰となりました。松陰自身は維新を迎えることなく、江戸幕府に捕らえられ斬首となりましたが、明治維新の立役者となった長州出身の志士たちの多くがここで学び、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋らを輩出しました。木造瓦葺きの平屋が現存しており、8畳の講義室には松陰の石こう像と肖像画が飾られています。2015(平成27)年には「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして、世界遺産にも登録されています。