広島駅から広島電鉄で約20分、原爆ドーム前電停下車すぐ。広島市の中心街に位置するこの場所は、1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、米軍によって原爆が投下され瞬く間に被爆しました。世界恒久平和を祈念し
広島駅から広島電鉄で約20分、原爆ドーム前電停下車すぐ。広島市の中心街に位置するこの場所は、1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、米軍によって原爆が投下され瞬く間に被爆しました。世界恒久平和を祈念して1950年から1955年にかけて建設された平和記念公園は、市民の安らぎの場としても親しまれています。
園内には世界遺産に登録されている
原爆ドームをはじめ、30万人を超える死者の名簿が納められた原爆死没者慰霊碑、被爆の現実を後世に伝える国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、原爆の犠牲になった子どもたちを慰霊する原爆の子の像、平和を願って50年以上燃え続ける平和の灯、爆心地から170mの至近距離で被爆し地下室を除いて全焼しつつも基本的形態は取り留めた平和記念公園レストハウスなど、世界平和の思いが詰まった施設が多数あります。なお、レストハウスは2020年7月にリニューアルオープンしました。
平和記念公園の北の入口にあたる場所には、1932年に建設された相生橋があり、この橋はユニークなT字の形をしているので、原爆投下の目標にされたといわれています。
公園東側に流れる元安川では、原爆投下当時、多くの人が水を求めこの川までさまよい亡くなったので、毎年8月6日夜に原爆死没者の冥福を祈るとうろう流しが行われています。また、リバークルーズも運航しているので、世界平和を祈りながら水の都広島を体感したいですね。川沿いにはカフェやレストランもあるので、少し疲れたら、ひと息つきながらゆっくり散策できますよ。