しまなみ海道は、広島県尾道市から愛媛県今治市まで通じ、芸予諸島の島々を橋で繋いだ本州と四国を結ぶルート。尾道側からは、向島(むかいしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、大三島(おおみしま)、伯方
しまなみ海道は、広島県尾道市から愛媛県今治市まで通じ、芸予諸島の島々を橋で繋いだ本州と四国を結ぶルート。尾道側からは、向島(むかいしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、大三島(おおみしま)、伯方島(はかたじま)、大島(おおしま)などと島が続き、生口島までが広島県になります。瀬戸内が誇る多島美と穏やかに輝く海を眺められるしまなみ海道は、人気のサイクリングコースとしてもよく知られています。
まず、本土側と向島大橋で結ばれているのが向島。尾道港と向島の間は渡船が頻繁に運航していて、サイクリングで渡る際は、交通量の多い向島大橋を利用するより船で渡るほうがおすすめ。島の南部にある標高283mの高見山は、瀬戸内海の島々を見渡せる絶景スポットとして人気があります。
続く二つ目の島は、向島と因島大橋で結ばれている因島。かつて室町時代には瀬戸内海で勢力を誇っていた村上水軍の拠点としても知られ、因島水軍城をはじめ、村上水軍にまつわる見どころも。また、除虫菊の栽培が盛んな島で、5月頃に斜面が白い花で埋め尽くされる光景は圧巻です。
三つ目にあるのが生口島で、レモン栽培でも有名な島。また、日光東照宮の陽明門などを模して造られた建造物で知られる耕三寺や、生口島のある瀬戸田町出身の日本画家・平山郁夫氏の作品が収蔵された平山郁夫美術館、夕日が美しいスポットとしても知られる瀬戸田サンセットビーチなど、見どころも豊富です。
生口島から多々羅大橋を渡れば、県境を越えて愛媛県の大三島へ。多々羅大橋を渡った先にある多々羅しまなみ公園には、サイクリストの聖地記念碑もあり、ツーリングで訪れた人たちには人気のスポット。
なお、広島県側からレンタサイクルでアクセスするなら、自転車は尾道港のサイクリングターミナルでレンタル可能。
尾道から今治までの距離は約70km。体力や旅の行程に合わせてサイクリングコースを選び、しまなみ海道の魅力をじっくりと味わってみては。