日御碕バス停下車すぐ。島根半島の西端にあり、素盞嗚尊(スサノオノミコト)と天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られている神社。『出雲国風土記』にも「美佐岐社」の名で登場する歴史ある神社で、国の重要文化財に
日御碕バス停下車すぐ。島根半島の西端にあり、素盞嗚尊(スサノオノミコト)と天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られている神社。『出雲国風土記』にも「美佐岐社」の名で登場する歴史ある神社で、国の重要文化財にも指定されています。稲佐の浜から日御碕灯台へと続く道すがら、山あいに建つ社殿を見下ろすと、松林の中に映える朱色が鮮やかな社殿は見事な美しさです。
神社は、天照大御神が祀られている下の宮「日沈宮(ひしずみのみや)」と、素盞嗚尊が祀られている上の宮「神の宮」の上下二社から成ります。現在の本殿は、徳川家光の命によって1644年に完成された権現造り(拝殿と本殿が石の間で繋げられた造り)の建物です。社殿の妻側や蟇股(かえるまた)には、竜虎をはじめ、数々の彫刻も楽しめます。
日御碕神社の西方約100m沖の海上にあるのは、神社の神域とされている無人島「経島」。約3,000平方メートルほどの島は、神職のみしか立ち入りが許されていない場所で、毎年8月7日の「夕日の祭り」の時のみ、神職だけが舟で渡れるそうです。国の天然記念物に指定されたウミネコの繁殖地でもあります。