島根県の南西部、山口県との県境の山間に位置し、「山陰の小京都」と呼ばれている津和野町。この町のメインストリートが殿町通りです。なまこ塀に面した通りの掘割(用水路)に300~500匹もの色とりどりの鯉が優雅に
島根県の南西部、山口県との県境の山間に位置し、「山陰の小京都」と呼ばれている津和野町。この町のメインストリートが殿町通りです。なまこ塀に面した通りの掘割(用水路)に300~500匹もの色とりどりの鯉が優雅に泳ぐのは、津和野の代表的な光景。夏は花菖蒲、秋は紅葉と、一年を通じさまざまな景観で道行く人々の目を楽しませてくれます。
城下町のたたずまいが残された通りで目を引くのは、ゴシック様式の「津和野カトリック教会」。礼拝堂の中は、多彩なステンドグラスから差し込む光と敷き詰められた畳が印象的です。ほかにも、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門など多くの歴史的建物や、おしゃれなカフェ、食事処、土産品店などが多数並んでいます。カステラ生地に餡を包んで焼き上げる津和野の銘菓「源氏巻」を購入できる老舗和菓子店もあり、お土産におすすめ。
殿町通りは太皷谷稲成神社の参道に通じているほか、商家が立ち並ぶ本町通りにも繋がっています。「初陣」の銘柄で知られる、1878年創業の老舗酒蔵「古橋酒造」では、初陣各種の試飲や酒蔵見学(事前予約制)ができます。風情あふれる小京都で、歴史を感じながら街歩きを楽しめるスポットです。