美保神社入口バス停下車すぐ。豊作、夫婦円満、子孫繁栄の神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、海上安全、豊漁、商売繁盛の神で、「えびす様」の名で知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)を祀る神社。日本の文
美保神社入口バス停下車すぐ。豊作、夫婦円満、子孫繁栄の神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、海上安全、豊漁、商売繁盛の神で、「えびす様」の名で知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)を祀る神社。日本の文献上、事代主神が美保の地で初めて魚釣りをしたと伝わることから、全国に3,000社以上ある、事代主神が祭神となる神社の総本宮とされています。
1813年に再建された本殿は、美保造りとも呼ばれる比翼造りで、2棟の大社造りを装束の間で繋いだ珍しい建築です。1981年に国の重要文化財に指定。拝殿は1928年に建てられたもので、船庫を模した、壁も天井も無い独特な造りが特徴です。拝殿の手前には御霊石(おたまいし)といわれる丸い石があり、これは、丸い石を触るとお腹の子にいいとされる安産信仰のひとつ。安産祈願で多くの妊婦がなでたために、上部がすり減っています。
また、美保神社の神様は鳴物好きと伝わることから、数々の楽器が奉納され、奉納鳴物の収蔵庫に保管されています。笛、太鼓、三味線などをはじめ、日本渡来最古のアコーディオンやオルゴールも収蔵されており、846点が国の重要有形民俗文化財に指定されています。