鎖国時代唯一のヨーロッパとの貿易窓口として有名な出島は、長崎を代表する観光スポットのひとつ。1636年徳川幕府の命令で、長崎の有力な25人の町人によって造られました。現在は16棟の復元建造物が建てられており
鎖国時代唯一のヨーロッパとの貿易窓口として有名な出島は、長崎を代表する観光スポットのひとつ。1636年徳川幕府の命令で、長崎の有力な25人の町人によって造られました。現在は16棟の復元建造物が建てられており、19世紀初頭の江戸時代の町並みが再現されています。
和と洋を融合したレトロな建物や昔ながらの日本建築の蔵が建ち並び、その中には、資料や展示品が多数置かれています。出島がどのようにして復元されたのかや、当時のオランダ商館員たちの生活の様子や貿易品などを見て、読んで、学べるようになっています。
人気スポット「カピタン部屋」では、オランダ商館長(カピタン)の仕事ぶりや、クリスマスの宴会を再現した部屋などを見ることができます。また、フォトジェニックスポットとして人気があり、特に注目してほしいところは部屋によって異なる「壁紙」。中国の唐から伝わった美術紙「唐紙(からかみ)」を使った壁紙は、鮮やかな色や柄が使われていて、大変美しいです。
もうひとつの見どころ「ミニ出島」は、川原慶賀が描いたといわれる「長崎出島之図」を参考に、1820年頃の出島を再現した模型。細かい部分までこだわって造られていて、アップで写真を撮っても模型とは思えないほどの仕上がりです。