土門拳記念館(どもんけんきねんかん)は山形県酒田市に位置し、写真家土門拳の偉大な足跡をたどることができる写真専門の美術館です。1974年に酒田市の名誉市民に選ばれた土門は、自身の作品全てを故郷に寄贈する意向
土門拳記念館(どもんけんきねんかん)は山形県酒田市に位置し、写真家土門拳の偉大な足跡をたどることができる写真専門の美術館です。1974年に酒田市の名誉市民に選ばれた土門は、自身の作品全てを故郷に寄贈する意向を表明し、約135,000点の作品が収蔵されています。
館内では、土門拳の代表作である「古寺巡礼」や「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」など、彼の多岐にわたるテーマの作品を順次入れ替えながら展示。建築家の谷口吉生氏による建築設計、中庭にはイサム・ノグチ氏の彫刻、グラフィックデザイナーの亀倉雄策氏による入口正面の銘板とポスター・チケットデザイン、華道家の勅使河原宏氏による庭園など、土門拳と親交のあった一流の芸術家たちがその設計に参加しています。
この記念館は、2009年に世界的に有名なガイドブックで二つ星として紹介されるなど、国内外から高い評価を獲得。写真芸術を愛する人々にとって、訪れる価値のある、魅力的なスポットです。