採取した鉱石から金銀を抽出する作業が行われていた北沢浮遊選鉱場。近年では、歴史を感じさせるたたずまいが評判を呼び、観光名所としても知られています。
戦時体制下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ
採取した鉱石から金銀を抽出する作業が行われていた北沢浮遊選鉱場。近年では、歴史を感じさせるたたずまいが評判を呼び、観光名所としても知られています。
戦時体制下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1カ月で5万トン以上の鉱石を処理できました。東洋一の規模を誇りましたが、佐渡鉱山の大規模な縮小に伴い、わずか15年ほどで閉鎖。選鉱場の向かいにある、直径50mの巨大な円形の建造物「シックナー」も、浮遊選鉱場とともに昭和の大増産を支えました。不足する工場用水を確保するため、泥状になった鉱石を鉱物と水に分離する装置で、分離された水は浮遊選鉱場で再利用されました。
観光シーズンにはライトアップされ、昼間とは違う幻想的な光景を楽しめます。