佐藤養助 漆蔵資料館(さとうようすけ うるしぐらしりょうかん)は、秋田県横手市増田町の伝統的建造物群保存地区に建つ国登録有形文化財の内蔵(うちぐら)と呼ばれる土蔵です。内蔵はこの地方独特の呼称で、雪害から保
佐藤養助 漆蔵資料館(さとうようすけ うるしぐらしりょうかん)は、秋田県横手市増田町の伝統的建造物群保存地区に建つ国登録有形文化財の内蔵(うちぐら)と呼ばれる土蔵です。内蔵はこの地方独特の呼称で、雪害から保護するために土蔵が鞘(さや)という上屋で覆われており、雪国で広く分布しているといわれる建築です。
1921(大正10)年に完成した建物は総漆塗りで仕上げられていて、建物自体が芸術品。内部には、1860(万延元)年創業「佐藤養助 稲庭干饂飩」の歴史を物語る貴重な資料が多数展示されています。別館では稲庭うどんの食事も可能。
また、周辺の町並みにも伝統的建造物があり、明治から大正、昭和初期と建物の変遷を見学できます。