円安の中でも海外旅行をお得に楽しむコツをまとめると、ポイントは以下の3つ。
閑散期やオフシーズンを狙う
旅行代金は大きく「航空運賃」と「ホテル代金などの現地費用」に分けられます。そのうち、より大きな比重を占める航空運賃に関しては、日本人が海外へ多く渡航する時期は金額が高くなり、少ない時期は安くなる傾向があります。つまり、春休みやゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などの大型連休のある時期は価格が高騰しがちという訳です。
また、ホテル代などの現地費用は、ベストシーズンやイベントなどがある時期が高くなり、雨季や厳寒期、酷暑などのオフシーズンは安くなります。
上記をまとめると、格安旅行をするなら4~5月または12~1月(春休みやゴールデンウィーク、年末年始を除く)にオフシーズンを迎える国や地域が狙い目といえそうです。
LCC(格安航空会社)を利用する
LCC(格安航空会社)とは、機内サービスや設備を必要最低限に絞るなどあらゆる経費を抑えることで、正規運賃を低価格で提供している航空会社のこと。LCC路線が就航している都市ならば、格安運賃で旅できます。またLCCは人数や時期限定で驚きの料金キャンペーンを実施することも多いので要チェック!
LCC(格安航空会社)一例と主な就航都市
- ジェットスター航空:ケアンズ、ゴールドコースト、シドニー、メルボルン、オークランド
- ジェットスター・アジア航空:台北、マニラ
- ジェットスター・ジャパン:香港
- ピーチ・アビエーション:ソウル、台北、上海、バンコク
- ジップエア:ソウル、バンコク、ホノルル、シンガポールなど
- エアアジアX:クアラルンプール、バンコク
- エアプサン:釜山、済州、ソウル、セブ、シェムリアップ
- スクート:台北、シンガポール
- ベトジェットエア:ホーチミン、ハノイ、ダナン、シェムリアップなど
- ジンエアー:ソウル
- チェジュ航空:ソウル、釜山、済州
- ティーウェイ航空:ソウル
- エアソウル:ソウル
ローカルな食事やサービスを楽しむ
外国人観光客向けのレストランやお店は、日本語が通じるスタッフがいたりサービスがわかりやすかったりと安心できる分、どうしても高くなりがち。現地の人が通う食堂や屋台なら、日本では考えられないような価格で提供されていることが多く、それほどお金をかけなくても充分満足できます。ローカルなお店に足を踏み入れるのは少し勇気が要りますが、飛び込んでしまえば意外と平気なもの。むしろ、地元の人たちとコミュニケーションを取る楽しさは海外旅行ならではの醍醐味であり、やみつきになるかもしれません。
また、こうした行動は「いくら払えばどれぐらいのモノやサービスが買えるのか」という現地通貨の価値を把握する上でも重要。何にお金がかかるのかがわかり、予算計画が立てやすくなります。
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――総括すると、渡航にかかるお金と現地でかかるお金、どちらも抑えられれば格安旅行が実現できるということ。ぜひ参考になさってくださいね。