ちゃん系ラーメンの特徴や発祥を解説
ちゃん系ラーメンとは?

「ちゃん系ラーメン」とは、”〇〇ちゃん”という店名で中華そばを主力としたラーメン店の総称で、「家系ラーメン」や「二郎系ラーメン」に並ぶ、新たなラーメンの系統として話題になっています。”ちゃん系中華そば”と呼ばれる看板商品やサイドメニューに共通の特徴があり、外観には赤地に白文字の看板が使われていることが多いです。
発祥は「ちゃんのれん組合」の3店舗
ちゃん系の元祖は「神田 ちえちゃんラーメン」で、この店の創業メンバーが開業したのが「新宿 えっちゃんラーメン。」と「池袋 ひろちゃんラーメン!」です。この3店舗が「ちゃんのれん組合」を発足し、現在では20店舗以上のちゃん系ラーメン店が加盟しています。また、組合には麺の共通仕入先の達磨製麺とその運営元である(株)凪スピリッツジャパンも参画しています。
- ※2025/3/10時点の情報です。
ちゃん系ラーメンの5つの特徴と魅力
店ごとに違いはありますが、おおむね以下のような特徴があります。

1. 看板の「中華そば」と脇を固める「もり中華」
しょうゆ味のスープで具材はチャーシュー、ネギ、メンマの「中華そば」が看板メニュー。基本のメニュー構成は、中華そば、もり中華、各種トッピングで、加えて辛中華など店舗独自のメニューもあります。
2. 平打ち麺&たっぷりスープ
達磨製麺のツルッとした平打ち麺が使われています。中華そばにはスープが並々と注がれており、昔懐かしさを感じるおいしさが魅力です。
3. 豪快な切りたてチャーシュー
中華そば・もり中華ともに、切りたてのチャーシューがたっぷりのっています。チャーシュー麺と見違えるほどのボリュームが特徴です。
4. ごはんは無料の店が多い
ラーメンと併せて頼めるごはんは通称「めし」と呼ばれ、無料あるいは一杯目無料の店が多いです(店舗によっては有料)。卓上にあるキュウリの漬物「青カッパ」をごはんにのせて食べるのが人気。
5. 手ごろな価格と気軽な雰囲気
中華そばの価格はおおよそ790~950円と手ごろな価格で満足度の高い一杯が食べられるのが大きな魅力! また券売機での注文がほとんどで特殊なコールなどもなく、客層もさまざま。初めてでも入りやすく、気軽に立ち寄れる雰囲気です。