Pulitzer Amsterdam ピューリッツァー アムステルダム

17〜18世紀に建てられた家屋25軒を繋いで作られたこのホテル。建物はいずれも建造当時の切妻造がそのまま残っています。ホテルの建物のうち、カイゼル（Keizers）運河に面した一角の「ザクセンブルグザール」と「ザクセンブルグハウスの階段」は歴史的建造物として指定されているほか、ワインバーの「アポティク」はその名の通りかつての薬局の建物をそのまま利用しています。つまりホテル全体が300〜400年前の住宅博物館のような価値を持っています。

ホテル名の「ピューリッツァー」は、このホテルを創立したアメリカ人ビジネスマン、ピーター・ピューリッツァーから取られています。30年かけてホテルのある運河沿いの建物の買収を進め、改装しホテルとして復元しました。

ところが客室は見事な現代風の雰囲気。デラックスルーム以上のカテゴリ—なら、昔の家屋の優雅な雰囲気を残しており、運河が流れる閑静な風景が客室から楽しめます。室内にはフラットスクリーンの液晶テレビ、無線LANを完備しています。飲食施設は、運河の眺めが楽しめるメイングリル「カイゼルグラハト238」をはじめ、早朝から夕方までペストリーや軽食が楽しめる「エスプレッソバー」、深夜までオープンしているバー「ピューリッツァーズ」があります。

なお、同ホテルはスターウッドのラグジュアリーコレクションから2015年4月に脱退を決めています。その後、長期間の改装に入る予定です。部分的に施設が使えない可能性がありますから、利用の際はホテルなどに詳細を確認するとよいでしょう。