Kantjil & de Tijger カンチル

オランダでは、インドネシア料理が普及しています。これは、20世紀の初めまで300年にわたってインドネシアを植民地としていたためです。そんな背景もあり、アムステルダムでは本国とは一風変わった洗練されたインドネシア料理が楽しめます。

その中でも、紹介するカンチルは地元の人々に愛されているインドネシア料理店のひとつ。ランチから夜遅くまで、ユニークなエスニックフードと地元のビールを提供しています。ランチタイムにはお得なスペシャルメニューを用意。さらに、10数種類の小皿料理をタパスのように並べてサービスする「ライスターフェル（Rijsttafel）」という、オランダで進化したインドネシア料理が好評です。このライスターフェル、直訳すると「ご飯のテーブル」という意味。いろいろな味を少しずつ食べたい人のために、植民地時代のインドネシアにいたオランダ人農園主が始めたもので、これが後年になって、オランダにも伝わったといいます。

オープンキッチンになっており、インドネシアから来た料理人たちがテキパキと仕事するさまは見ていて楽しいです。カジュアルな雰囲気の中でもレベルの高いサービスと味。地元顧客の評価が高いのも頷けます。

トラムでSpuiまで行き、そこから徒歩4分ほどです。