Cafe Avissinia カフェ・アヴィシニア

モナスティラキのメトロ駅の裏手を少し行ったところにある、小さな広場がアヴィシニア広場。骨董品店がひしめくこの広場に向かうのはアンティーク好きのみならず、カフェ・アヴィシニア目当ての人もかなり多いです。

80年代後半のオープン当時は知る人ぞ知るラフな雰囲気のカフェ＆メゼスポットでしたが、見る見るうちに人気が出て、アテネを訪れる旅行者の間でも有名になりました。
カフェという名前ですがメニューは充実していて、マケドニア風のキャベツ漬を使ったロールキャベツ（ヤプラキァ）など郷土料理や、イノシシのミートボールといった、他ではあまり見かけない料理も味わうことができます。
ピリオ山に自生する木の新芽をピクルスにした「チチラヴラ」は独特な風味で、山菜好きな日本人の琴線に触れる（……かもしれない）メゼ。ウゾやチプロといった強いお酒にとっても合います。
また、カフェ･アヴィシニアのムサカはほうれん草が入ったオリジナルで、こちらもファンが多い一品。自家製のタラモサラタもおすすめです。

価格設定は全体的に少し高いものの、カフェ・アヴィシニアの魅力は雰囲気のよさにもあります。骨董市場に馴染んだインテリアが素敵で、２階席やルーフテラスからはアクロポリスビューも楽しめて人気。週末にはライブ演奏もあります。