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バルセロナ (スペイン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

水谷 かおり (ライター、各種入場チケット斡旋)

ガウディ作の世界遺産。童話のような建物と美しいタイルに心おどる

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1900年から1914年の間にガウディと彼のスポンサーであったグエルは
この地にイギリス風の住宅街を建設しようと管理小屋や市場、憩いの場の他に
60戸を建設する計画をし実行しましたが、結局彼らの家以外には一戸しか売れず
失敗に終わってしまいました。
しかしそのおかげでグエル伯爵の没後に工事は中断し、市の公園として寄付されたため
我々は物珍しい公共公園を手に入れることができたのです。1984年に世界遺産に登録されました。
美しい曲線美にタイルが埋め尽くされたベンチに座り、街の中心地では味わえない
澄んだ空気を吸えば気分がリフレッシュできます。

グエル公園では到着した途端に門の両脇にあるグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる
お菓子の家をイメージした小屋が目に飛び込んできます。
あのサルバドール・ダリがそれらを見て「砂糖をまぶしたタルト菓子のようだ」と評した通り、
食べちゃいたくなるぐらいかわいい小屋です。
これらは当時の都市計画では向かって左が管理小屋、右が守衛小屋として建てられました。

それらの間を通ると正面には階段があり、写真スポットとして大人気なタイル張りの
ドラゴンの噴水が現れます。頭や体をなでながら写真を撮る人が目立ちます。

その後さらに階段を上り、こちらも写真スポットとして有名なタイル張りのベンチのある中央広場に出ます。
波型のベンチに飾り付けられたタイルはどの箇所を見てもきれいにはめ込まれていて見入ってしまいます。

正面から見て中央広場の左側がグエル氏の邸宅。現在は小学校として利用されており、
こんな素晴らしい景観で学び、そしてまた元気よく遊ぶ子供たちはうらやましい限りです。

そして正面から見て広場の右側にはガウディが一時住んだこともある邸宅があります。
現在はガウディの家博物館として有料公開されており、家具や遺品、
彼の身近な協力者たちの持ち物が展示されています。

中央広場の下は元々市場として計画され、そのドーリア式の柱と天井のタイルの装飾も見ごたえがあります。

  • ジャンル
    広場・公園 世界遺産
  • エリア
    ラ サルート
  • 住所
  • アクセス
    地下鉄L3線 Lesseps駅から徒歩約12分、24・D40・H6・N0番バス Travessera de Dalt停留所から徒歩約10分
  • 電話番号
    +34-93-4091831
  • 営業時間
    7月1日-8月31日: 9:00-19:30, 9月1日-6月30日: 9:30-19:30
  • 定休日
    無休
  • 予算
    入場料(大人) 10ユーロ
    (7-12歳) 7ユーロ
    (6歳以下) 無料
    (65歳以上) 7ユーロ
  • 公式サイト
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。