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ベルリン (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Berlin Wall Museum 壁博物館 (ハウス アム チェックポイント チャーリー)

Hiromitsu Kakizoe (ライター)

ベルリンの壁にまつわる資料が大量に残る博物館

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ベルリンの壁博物館の中では、写真と文章で、冷戦下のベルリンの実態を伝えています。
当時の緊張状況がリアルに伝わってくるようで、入った瞬間から少しドキドキしてしまいます。

開館は意外と早く1962年で、歴史家のライナー・ヒルデブラントが尽力しました。現在の場所に移ったのは翌1963年。
日刊紙「ディ・ヴェルト」を発行しているアクセルシュプリンガー社が後援しています。

この博物館のハイライトは、東から西に逃れようとした人々の記録です。
ある人はトンネルを掘り、ある人は気球を飛ばしました。
またある人は車やスーツケースに細工をして、人が隠れることができるようにしたりも。

そんな、自由への渇望が、今を生きる私たちに、自由とは、民主主義とは何か考えさせてくれます。
逃げた人々だけではなく、それに協力した人々、悲しくも失敗してしまった人々の物語もあり、心を打ちます。

博物館自体は拡張を続けており、あるコーナーでは、現在世界中で頻発している圧政への抵抗を解説しています。
また通りに面している部屋ではチェックポイントチャーリーを上から眺めることもできます。

冷戦下から続く、自由への闘争。今なお、終わることのない戦い。
東西にベルリンが分かれていたのは過去のこととは言え、我々の生きる世界は今なお問題が山積みです。
それに一筋の光を照らしてくれるのが、この博物館ではないでしょうか。

中央駅から向かう際は、都市近郊電車S-Bahnで「フリドリヒシュトラーセ(Friedlichstrasse)」に出て、
地下鉄U6番に乗り換え「コッホシュトラーセ(Kochstrasse)」で下車してください。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。