1830年創立の、新古典主義建築の代表作。設計はカール・フリードリヒ・シンケル。
ベルリンの主要な博物館が集まる、博物館島の中に位置します。
ベルリン大聖堂の隣で、ウンターデンリンデン通りからも、
大きなファサード(建物の正面部分)が目立つので、見つけるのは簡単です。
この上部にはラテン語で、「フリードリヒ ヴィルヘルム3世王が古代についての学問、
芸術への研究のため、この博物館を寄与する。1828年」と刻まれています。
帝国主義全盛期だったこともあり、とても威厳があります。
博物館島の展示品にはそれぞれにテーマがあり、
ここはギリシャ文化とヘレニズム文化にフォーカスが当てられています。ローマ時代のものもいくつかあります。
大理石の大きな彫刻、彫像や壺などがメインの展示品ですが、古代において使われていた硬貨コレクションは膨大。
ほかにも見逃せないものとして精密な金細工が上げられます。
博物館の中央部には円形のホールがあり、そこには古代ギリシャの神々が勢ぞろい。なかなかの見ものです。
第二次大戦中には空爆により、建物にも大きな損害を受けました。
内部に当時の様子を残している箇所があります。爆撃の激しさを垣間見れます。
1966年に再建が完了。
創立当初から新博物館、ペルガモン博物館とともに古代芸術品・美術品収集の本拠地でした。
特別展示で、功績のあった探検家や学者の胸像も置かれていて、
壁の解説では、ドイツの探検史・発掘史を垣間見ることができます。
二階に上がる際は、外に設けられている階段を使用するので、
寒い時期や夕方以降に観覧の場合は、上着をクロークに預けないほうがいいかもしれません。
観覧に要する時間は1時間から2時間ほど。付近に有名な博物館が集まっているので、ぜひ全てを制覇してほしいです。
ウンターデンリンデン通りをまっすぐ歩いてくると到着しますが、
最寄り駅は都市近郊電車(Sバーン)のハッケシャーマルクト駅。
Altes Museum 旧博物館
Hiromitsu Kakizoe
(ライター)
ギリシャ・ヘレニズム文化が一堂に
- 投稿日2015/04/16
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ジャンル美術館・ギャラリー 世界遺産
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エリアミッテ
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住所
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アクセスMuseumsinsel駅から徒歩約4分
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電話番号+49-30-266424242
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営業時間[水-日]10:00-17:00
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定休日月曜日,火曜日
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予算入館料(大人) 12ユーロ
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公式サイト
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