地下鉄5号線「天壇東門」から徒歩1分。
最も有名な祈念殿は天安門・紫禁城と並ぶ北京を象徴する観光スポットのひとつ。
明・清の歴代皇帝は、代々この公園で五穀豊穣を祈った。北京にはこの時代の皇帝の祭祀建造物が9箇所に存在していて、その中でもここは“天”を祭った最重要地点です。
1998年にはユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
この敷地全体で当時の中国の宇宙観を表現していてとてもユニーク。例えば、天壇の北側は半円形で、南側が四角い(天は丸く、地は四角い)ことや、北を高く、南を低くすることで天地を表現しています。さらには、地図を見ると、祈念殿などの象徴的建造物が中心よりもやや東寄りに配置されていることに気づくと思いますが、これは、西の正門から天壇に入った人たちが視野を広く持ち、天の偉大さと自らの小ささを感じることが出来るように、と意図されたものです。
総面積が故宮の4倍を超えるため、かなりの観光客がいたとしても、比較的余裕があるように感じられるし、ただ歩くだけでもかなりの時間を要します。
祈念殿のあたりでは、結婚するカップルが列を作って写真撮影をしている光景を目にすることでしょう。
天安門などと違い、ここは閉園が20時と割りと遅くまでやっているため、比較的ゆっくり行っても十分間に合います。
入場券だけなら10~15元、風景区の入場料は20元で、セット券は30~35元。斎宮と神楽署のチケットは別売りでさらに10元必要です。
Temple of Heaven 天壇公園 ティエンタンゴンユェン
宇宙を表現したユネスコ世界文化遺産
- 投稿日2015/04/02
古代王朝が天に向かい五穀豊穣を祈った場所 1998年ユネスコ世界遺産に
- 投稿日2015/03/23
天壇公園は天安門広場に負けず劣らずかなり大きいです。入る場所をアバウトにしてはいると場所を見失います。なのであらかじめ入る場所を決めていきましょう。一番便利なのは地下鉄のある東口。でも著者的には西門からがおすすめです。西門から入ると大きな道を一本道で行けるので、天気のいい日に行くととっても気持ちがいいです。ということで今回は西門からの出発。
前門ストリートを歩き終え、そこからタクシーで来ると便利です。ワンメーターで13元です。天橋を越えていよいよ入口へ。冬場は全てセットで30元です(夏場だと35元)。
中に入ると非常に緑囲まれていると感じます。まっすぐ行けばちょうど観光スポットにあたる圜丘壇と祈年殿の真ん中にあたります。その前に右に行くのもおすすめです。天壇はかなり大きいのでいろんなところが見られるからです。右に行くとちょうど圜丘壇の方へ向かいます。程よいところでまた左に曲がると圜丘壇にあたります。
ここは冬至の日に皇帝が祈りを捧げた場所であり、ミステリアスな場所でもあります。欄干や階段は陰陽の思想から9かその倍数で作られていて、言われないと気づかないかもしれません。皇穹宇殿では手を叩くを音が帰ってくるという場所があり、やってみましたが全くわかりませんでした(笑)。
圜丘壇を後にして、北にある祈年殿へ向かいましょう。ここが天壇にとって最も有名な場所でしょう。ここでは正月に祈りが捧げられました。宝頂は金メッキになっており、非常に壮大です。さすが天につながる場所と考えられたことだけはあります。明の時代には上から青、黄、緑となっていましたが1751年にすべて青色に変えられました。ちょっとだけ残念です。
ここはとっても大きいのでできればゆっくりと回りたいところです。壮大なスケールが感じられることでしょう。
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ジャンル文化財・歴史的建造物 広場・公園 世界遺産
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エリア北京中心部
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住所
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アクセス地下鉄5号線 天壇東門駅(天壇東門站/ Tiantandongmen Station)から徒歩約1分
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電話番号+86-10-67028866
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営業時間4-10月: 6:00-22:00, 11-3月: 6:30-22:00, 中のスポット - 4-10月: 8:00-18:00, 11-3月: 8:00-17:00, チケット販売16:30(冬場は16:00)まで
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定休日特別なイベントがない限り
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予算入場料 10~15元
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公式サイト
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