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バンコク (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Siriraj Medical Museum シリラート医学博物館

バンコクBOO (タイ在住ペットブリーダー兼ブロガー)

ガイドブックに載っていない博物館

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タイを熟知した旅行者や在住日本人が訪れるSiriraj Medical Museum(シリラート医学博物館)は、ホルマリン漬けの障害をもった赤ちゃん・犯罪により切断された人体の一部・銃で撃たれた頭蓋骨などが多数展示されていることから、別名「死体博物館」や「シーウィ博物館(別記)」とも呼ばれています。

以前はエアコンも無く、病院の中にある法医学研究所を開放してあるという印象でした。遮るものがない棚に並べてある標本などは直接触れることができるような雰囲気がありました。しかし、2004年に起こったプーケットの津波コーナーや寄生虫コーナーなどが増設されていき、近年エアコン付きの立派な博物館となりました。写真撮影禁止です。

場所は王宮の対岸にあるシリラート病院内にあります。バンコク中心部からタクシーに乗ると20-30分ほどですが、チャオプラヤ・エキスプレスボートや王宮周辺から渡し船で行くのが便利です。「Prannok桟橋」および隣接の「Wang Lang桟橋」で下船して徒歩1分のところにシリラート病院入り口の門があります。桟橋側の門から標識に沿って徒歩5分ほどですが、たくさんの建物があるため、標識では分かりにくいかもしれません。その都度病院のガードマンなどに聞きながら行ったほうが確実です。

博物館はアドンヤデート・ウィコム・ビルディング2階に受付があり、そこで入場料200バーツを支払い(別館入場含む)、受付でロッカーの鍵をもらい、荷物を入れて見学します。パンフレットは英語で、博物館内の展示物の説明書きや写真はタイ語のみ、あるいはタイ語・英語併記です。

館内は3つのコーナーに分かれています。1つ目は病理学博物館で、シャム結合双生児のホルマリン漬けなどもあります。2つ目の法医学博物館では津波コーナーと、ホルマリン漬けの遺体や体の一部などが多数展示されています。3つ目は寄生虫学博物館。寄生虫や蚊、毒を持つ生物のフィギュアや写真などが展示されています。

また、別館3階には解剖学博物館があります。臓器の標本や、水頭症の赤ちゃんのホルマリン漬け遺体、頭蓋骨や人骨などが展示されていますが、文字による説明の記載が無いものがほとんどです。

どちらの建物も1階で名前・国籍・来館時間を記録表に記入しなければなりません。なお、シリラート病院にはピムックサターンという医療に関する背景を動画、模型、医療器具などが展示される博物館もあります。

*シーウィとは
精神障害を持ち、殺害した複数の子供の臓器を食べたとされた死刑囚の名前です。人前に晒しものにするために防腐処理後、蝋で固めた遺体が展示されていました。内臓を食べたのは冤罪であった可能性が高いと多くのタイ人の署名により火葬されることになり、今年撤去されました。

2019/11訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。