Phatphong Road パッポン通り

元々ベトナム戦争時にアメリカ兵が休暇を楽しむために作られた通り。その名残で現在でもこの通りにはナイトマーケット、数多くのバーやゴーゴーバー（女性が半裸で踊っている）が多く集まっています。連日観光客で活気溢れるこのナイトマーケットは、バンコクらしさの象徴とも言えるため是非一度は訪れる価値あり。

場所はシーロム通りのソイ4に程近い。ＢＴＳ（スカイトレイン）サラデーン駅徒歩3-4分、ＭＲＴ（地下鉄）シーロム駅徒歩5-6分ほどの旅行者には行き易い立地です。タクシーで行く場合は〔パッポン〕と伝えればほとんどのタクシードライバーに通じるほど有名な場所です。

平行しているシーロム通りとスラウォン通りを結ぶ、ソイ（小道）がパッポン通りです。ＢＴＳや地下鉄から歩いた場合はシーロム側から入りますが、タクシーで来る場合はたいていがスラウォン通り側（モンティエンホテル正面の通り）に停車することが多いです。パッポンは2本のソイ（小道）からなり、パッポン1とパッポン2に分かれます。通りに商品が並ぶナイトマーケットはパッポン1となります。

派手な照明のパッポン1では通りの中央に綺麗に整列した出店が並びます。売られている商品はお土産物、アロマ、雑貨類、ブランドコピー類似品などが多いです。出店の呼び込みも日本人（歩き方や服装でタイ人は日本人を判断する）と見ると、片言の日本語で声をかけてきます。

様々な国からの観光客が多く、連日賑わっており、通りの両端にはバッグ屋、ゴーゴーバー、レストランなどの店舗が建ち並んでいます。歩道は狭くて人通りも多いのでスリの被害にあう可能性も。買い物の交渉をしているすきにスリにあうことも有り得るため貴重品の管理にはくれぐれも気を付けよう。

この周辺はオフィス街であり、日中のパッポン通りは普通の小道。各店舗は夕方から深夜までの営業であるため、開店前に屋台を組み立て、閉店後に屋台や並べた商品をきれいにかたずける作業が毎日行われています。15：00位に通りへ行くと組み立て担当者が屋台を作っている様子を見ることが出来ます。しかし危ないので通りには入らず見物することをお勧めします。
また、パッポン周辺（スリウォン通り側）にはドリアンやフレッシュマンゴー、果物のジュース、豚を串で刺して焼いたものなどが屋台で売っているのでたべ歩きもできます。

パッポン2には露店はなく、バーやゴーゴーバー、ホテルが立ち並んでいます。また24時間営業のスーパーマーケット〔ＦＯＯＤ　ＬＡＮＤ〕もあり、ここには食料品、アメニティ、文房具等日用品が揃っているので、パッポンで楽しんだ後、ホテルへ向かう途中、不足している物を買い求めるのに便利です。
興味があればゴーゴーバーに入ってみるのもよいかもしれません。（女性客の入店も問題ない）店によってはニューハーフの方々も多く、あくまでも女性として働いているので、直接本人や店のスタッフに性別を問うのはタブーです。尚、ピンポンショーなどのストリップショーの呼び込みに付いていくとボラれることが多いので注意が必要。2階のお店ではなく1階のバーが比較的安心価格です。

■パッポン通りでの買い物のコツと心得
ここでは商品に値札が付いておらず、料金を聞くと観光客価格からスタートし、通常より高く提示してくるケースが多いです。電卓をたたき、店主との値段交渉を楽しみながら買い物をするのも思い出に残ることでしょう。買いたい商品の値段に納得がいかない場合、一度諦めて帰るフリをしたりすると、値引きが上手くいくケースもあります。喧嘩にならない程度に相手の顔つきを見ながら交渉することをお勧め致します。
但し興味がなければ値段を聞かない、買う気もないのに冷やかしで値引き交渉をしない。といった最低限のルールは守るようにしましょう。

最後にパッポンからタクシーを利用して移動する場合はシーロム通り側へ出てシーロム通りの反対車線側から乗車するとメーターで移動するタクシーとなります。（但し、運転手によっては交渉性の場合あり）

住所　Ｔｈａｎｏｎ　Ｐｈａｔｐｏｎｇ,Ｓｉｌｏｍ　Ｒｄ
ナイトマーケット営業時間　18：00-01：00ごろ