ブリュッセル探訪の起点は何と言ってもグランプラス。グランプラスに始まり、グランプラスに終わると言っても過言ではありません。
そんなグランプラスを独り占めしたい人に持ってこいのホテルがここ、ホテル・ル・キャンズ(旧名称:Hotel St Michel)。ただし、ホテルの名称は2015年後半に変わったばかり。世界遺産グランプラスに面したホテルの入口には、ホテル名の看板すらつけられないので、地元の人でも、「ホテル・ル・キャンズ」と尋ねても誰も知らないので要注意。
また、世界遺産グランプラスは、午前11時以降早朝まで車の乗り入れ禁止。中世以来の石畳を大きなスーツケースを引きながら歩ける健脚とスニーカーが必須です。自力でグランプラスを目指し、市庁舎を正面に見て左側の側面の大きな建物がブラバン公爵の館。その右側の階段がホテルへの入口となっています。建物自体は世界遺産そのものの古さですが、内装はモダンに改装されたばかり。ラグジュリーではないですが、シンプル、清潔で快適です。
地階にあるレストラン「’t Kerderke」(ケルデルク)は、古いワイン蔵を改装した雰囲気あるレストラン。でも、ホテルの朝食スペースでもある、地上階のL’Estaminet du Kelderke(エスタミネ・デュ・ケルデルク)からなら、グランプラスを眺めながらのお食事もできて、キッチンは同じなのでお奨めであります。
グランプラスは早朝の花市に始まり、季節折々の様々なイベントが繰り広げられ、クリスマスのイルミネーションもあまりにも美しい…。せっかく世界遺産に宿を取るなら、「グランプラス側のお部屋を」とリクエストして、グランプラスそのものを楽しんでいただきたいもの。でも、早朝から深夜までかなりの人出があり、イベントの音が絶え間なく聞こえるので、静寂を求める方には不向きです。ここの宿を取ったなら、終日窓際に腰かけて、世界遺産の一日をじっくりと独り占めしていただきたいものです。
Hotel Le Quinze Grand Place Brussels ホテル ル キンズ グランド プレイス ブリュッセル
栗田 路子
(コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)
世界遺産グランプラスを堪能する旅なら
- 投稿日2016/03/15
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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