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ブリュッセル (ベルギー) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

Belgian Frites Chez PAPY ベルジャン・フリッツ・シェ・パピ

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

ベルギーの元祖フリッツを食べないでは帰れない

  • フリッツがおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

「フレンチフライ」?――とんでもない、元祖は何と言っても「ベルジャン・フライ」だ。
この名の起源は、第一次大戦中ベルギーで戦っていた英連邦の兵士が、フランス語を話すベルギー兵が食べていたうまそうな揚げポテトを「フレンチ・フライ」と呼んだからとか。当時は蒸かすか茹でたものがスタンダードだったらしい。

さて、ベルギー人はベルジャン・フライに驚くほどこだわる。ビーンチュという種類のじゃがいもを、絶妙な太さに丹念に手切りし、二回フィルターした牛脂を使って、異なる温度で二度揚げする。中はホッコリ、外はカリッの黄金色が理想だ。古い油が鼻についたり、時間がたってしんなりしたフリッツなんか、絶対に許さない! 最近では、家庭で揚げると室内に臭いがこもるし、揚げ油を頻繁に替えるのも難しいというわけで、フリッツはもっぱら専門のスタンドで買い食いする人が増えた。そこで、人気の店には行列ができる。ベルギー人なら、誰でも、ひいきの店があるものだ。ベルジャン・フリッツ・シェ・パピも、ブリュッセル旧市街では、なかなかの人気店。場所がよいので、昼時と夕刻には地元民と観光客の長い行列ができる。この店は、「全国フリッツ連盟」から「優良店」のお墨付きも得ているから本物だ。

フリッツには、自家製マヨネーズをたっぷりつけて食べるのが元祖ベルギー流。最近では、マヨネーズをベースに、様々なフリッツソースを売り物にする店が増えた。この店にも10以上のソースが並んでいるから、ソースをいろいろ試してお好みを見つけよう。なぜかサムライはピリ辛と決まっているのでご注意。この店ではちなみに、フリッツ一人前(コルネ入り)が2.6EUR、ソースはそれぞれ0.6EUR。スペシャルコルネと呼ばれる地元っ子のお気に入りセットは、大盛りにお好みソース2種類と炒めた玉ねぎ付きで4.10EURだ。

シェ・パピとは「おじいちゃんち」という意味。おじいちゃんちでは、おばあちゃんが挙げた美味しいフリッツが食べられるから。ベルギー人は、本気でこのベルジャン・フリッツをユネスコ世界遺産に登録しようと一生懸命だ。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。