A la Becasse ア ラ ベカス

グランプラスから旧証券取引所を目にして右に曲がると、すぐ左手に鳥のマークが目印の小さな入口があり、狭い通路を歩いて行くと、中世にタイムスリップしたかのようなビアカフェに行きあたります。

ここは創業1877年の「ア・ラ・ベカス（A la becasse）」という名前の老舗ビアカフェです。ベカスとはフランス語でヤマギシという鳥を意味します。その鳥がこのお店のシンボルで、看板や陶器のピッチャーにまでその絵が描いてあります。店内はまさに中世の雰囲気で、家具にも風格があります。

ここではブリュッセルならではの「ランビック」という野生酵母を使って発酵させた酸味のあるビールが有名で、初めて飲むと「これがビール？」と思わずにはいられません。苦手な方もいるので、初めての方は「ソフトランビック（ランビック・ドウス）」という、酸味が少なく甘めのものを試してみてください。陶器のピッチャーに入ってサーブされます。冷やして飲まないビールなので、冷たく無くても驚かないでくださいね。

せっかくなので数種類試したい！という方には、４種類飲み比べができるランビックセットがおすすめです。大きいサイズ（PALETTE　Normale）は13.40ユーロで、小さいサイズは（PALETTE　Pettit）は6.70ユーロでした。もちろんランビック以外のビールもありますので、ランビックが苦手な方も訪れてみてください。

夜は混み合うので、午後～夕方にかけての時間帯が落ち着いていて良いかと思います。
ぜひランビック片手に中世のベルギーを想像しながらタイムスリップしてみてください。