ブリュッセルでショッピング街といえば、旧市街に近いヌーヴ通り(Rue Neuve / Nieuwstraat)か、山の手のルイーズ地区だろう。お手軽なのはヌーヴ通りだが、どこのショッピング街にもある一通りのブランドが全部並んでいるだけで、やや面白みに欠く。それでも若い人なら、forever 21やプライマークがあるからいいかも。山の手のルイーズ地区は、わざわざ足を延ばさねばならないが、世界の高級ブランドから隠れた名品まで、一味違ったショッピングができる。ヌーヴが渋谷か新宿なら、ルイーズは表参道か代官山と言えるかもしれない。
現地にルイーズ地区という行政区があるわけではない。ルイーズ通りとワーテルロー通り/トワゾンドール通り(ブリュッセルの内側環状線の一部の名称)が交わるところに地下鉄とトラムのルイーズ駅(仏語でLouise、蘭語でLouiza)があり、その周辺一帯の商店や飲食店の多い地区という意味だ。
表通りには世界の高級ブランドや王室御用達の銘柄などが並ぶが、「ギャラリー」などと名の付いた入口から建物の中に入るか、いくつもある脇道に入りこんでみてほしい。「裏原」を探訪するように、しゃれたセレクトショップや、ややマニアックな良品ブランドの店が見つかる。直観に任せて、でも方向感覚を失わないように、うろうろ見歩こう。この周辺には、地元の人向けの美味しいレストランも多数。だからお腹がすいたら、地元風の人々で賑わうカフェやレストランへ。
ブリュッセルには仕事を持つ女性が多いので、お買いものは土曜日。平日は老夫婦や優雅そうなマダムが多く、比較的空いている。観光客目当ての旧市街中心地以外はお店は日曜定休、月曜日も休みの店もあるので要注意!
Avenue Louise ルイーズ地区
栗田 路子
(コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)
有名ブランドから隠れた名品まで買い物好き必見
- 投稿日2016/03/14
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