旧市街北側のお堀端にある由緒あるお寺です。
仏塔(チェディ)というと普通はお寺の中にある建築物なのですが、チェンマイ旧市街周辺ではお寺がないのに古い仏塔だけが残されているものが各所で見られます。地元のひとがお花を供えたりして大事にしているようですが、公的機関が文化財として管理しているかというと疑問ですね。中には荒れ果てて崩れているものもあり、残念なことです。
そんな無縁仏塔の中でひときわ立派なものが、16世紀に王族の遺骨を納めるためにできた「ワット・ロークモーリー」の仏塔でした。
ちょうど王城(現在の旧市街)の玄関口にあたることから重要な位置づけにあるお寺だったようですが、ラーンナー王国の興亡とともに荒廃し、仏塔のみが残されました。それが21世紀に入ってから「お寺」として復興整備されたのが、現在のワット・ロークモーリーの姿です。
本堂は近年の建築物ではありますが、仏塔と合わせて「ラーンナー様式建築の典型」と言われていて、タイ政府観光庁が公式サイトで配布している「チェンマイガイドブック」では、他の有名寺院を押しのけてこのお寺が表紙に使われているほどです。タイ観光の権威である公的機関が、このお寺を「チェンマイを象徴する風景」と認定しているということですね。
一般的にタイのお寺は金ピカで豪華絢爛なものが好まれる傾向にありますが、このレンガの仏塔は歴史の重みを感じさせる独特の風格が漂っており、味わい深い木造建築の本堂とともに、タイの寺院建築の中では貴重といえる「枯淡の境地」を感じさせる名寺といってよいでしょう。
Wat Lok Molee ワット ローク モーリー
Tui☆
(レストラン経営)
ラーンナー様式建築の典型といわれる「美しすぎるお寺」
- 投稿日2017/09/05
2017/08訪問
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアチャン プアック
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住所
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アクセスチャーンプアック門から徒歩約5分
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電話番号+66-53-404039
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営業時間6:00-17:00
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定休日無休
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公式サイト
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