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チェンマイ (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

岡本 麻里 (タイ情報専門ライター)

由緒ある寺 ワット・プラシン

  • 観光おすすめ
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

チェンマイを案内してもらう時、ワット・チェディールアン、ドイステープ寺院とともに必ず観光するお寺がワット・プラシンだ。1345年、ラーンナー王朝の第5代パーユ王によって建てられた。

ワット・プラシンは由緒あるお寺で、正式な儀式はこのお寺で執り行われることが多い。境内には本堂、右手に書庫、裏にラーイカム堂、涅槃像、仏塔、仏教大学がある。このお寺の見所は、お寺の名前にもなっているシヒン仏です。1400年頃、チェンライ県からラーンナー王朝の第7代セーンムアンマー王に献上されたものだ。当時はリーチェン寺と呼ばれていたが、仏像が安置されてからは現在のプラシン寺に改名された。

シヒン仏は本堂の後ろのラーイカム堂で参拝できる。堂内は朱色に塗られていて、壁には当時の人々の暮らしが描かれている。毎年タイ正月(4月13日)にはこの仏像がお堂から出されて、舟型の神輿にのせられて町を練り歩く。聖水をかけたり、花をまいたり、祈ったりと地元の人が一目見ようと集まってくる。この時期にチェンマイにいたら、早朝にお寺へ行くと神輿を見ることができる。(ただし、タイ正月は水かけ祭りでもあるので、お寺を一歩出たら、カメラや携帯電話に水をかけられないようにくれぐれも注意しよう!)
ちなみに、ラーンナー文化では一生のうちに一度でも自分の干支のお寺を参拝すると大きな徳をつめると考えられている。ワット・プラシンは辰年のお寺なので、辰年生まれの人はぜひ参拝しに行こう。

【行き方】旧市街の西側。有名なお寺なので、「ワット・プラシン」といえば皆知っているので、道行く人に聞いたり、赤色ソンテーオ(乗り合いタクシー)に乗ったりしよう。
(おまけ)ここのトイレは広くてとても清潔。利用したら心づけを少しおいていこう。

Tui☆ (レストラン経営)

チェンマイ三大寺院の筆頭、シヒン仏のある礼拝堂をお見逃しなく!

  • 観光おすすめ
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

チェンマイ旧市街には訪れきれないほどの数の寺院が密集していますが、ワット・プラシンはチェンマイで最も格式が高いとされている寺院です。

門を入ると正面にお坊様の立像が目に入りますが、これは高僧クルーバー・シーウィチャイの像です。
ドイ・ステープの山道を開いたことで知られていますが、それは高僧の功績のごく一部であり、長らく荒廃していたチェンマイおよび北タイの寺院の復興に生涯をささげました。ワット・プラシンもそのひとつです。北タイでは人気の高いお坊様で、レストランや店舗等で肖像写真が飾られているのを頻繁に見ることができます。

本堂では、特に午前中に訪れると大勢のお坊様が集まって法要が開かれているのをよく目にします。
タイの仏像は日本では見られないような特徴的な表情をされていますが、この本堂の釈迦像は温和な表情の中に強いインパクトが感じれれます。

見逃してはいけないのが、寺の名前の起源である「シヒン仏」。本堂の左手奥、仏塔の脇にある小ぶりな礼拝堂の中にあります。
地元タイ人には人気の高い仏様で、こちらがこのお寺の目玉スポットと思われるのに、いつも意外なほどひっそりとしています。礼拝堂の入口にもシヒン仏の前にも外国人にわかるような表記が全くないため、きっちり調べてから来ないと見落としてしまうのでしょう。非常に美しく、気品に溢れる仏様なので、ぜったいお見逃しなく!
礼拝堂内部の壁画も見事です。いにしえの北タイ民衆の暮らしが生き生きと描かれていて、眺めているとつい時間が経つのを忘れてしまいます。せっかくひともまばらでもあることですし、礼拝堂はじっくり時間をかけて堪能しましょう。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。