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チェンマイ (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

岡本 麻里 (タイ情報専門ライター)

チェンマイ王家が眠るお寺

  • 観光おすすめ
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

 小さな白い仏塔が立ち並ぶ美しいお寺。王家の庭だったところに建てられたため、花の庭園(スアンドーク)というきれいな名前を持っている。現在は花が咲き乱れることはないが、仏塔の向こうにドイステープ山が見え、絵になるお寺だ。白い仏塔はチェンマイ王家の遺骨が納めてあり、その中でもラーマ5世に嫁いだチェンマイのダラーラッサミー妃のものは今でもお花が絶えない。

 ワット・スアンドークは1371年にラーンナー王朝6代グーナー王によって建てられた。高さ48メートルある黄金の仏塔はスリランカ様式で、仏舎利が納められている。大きな本堂の中には立像と座像の仏像が背中合わせで安置されている。広い本堂だが、仏教儀式が行われる時は信者でいっぱいになる。また、本堂を出て右手に行くと小さなお堂があるが、そこには1504年に作られた銅製のプラジャーオ・カーオトゥーという仏像が納められている。元々はワット・プラシン(*1)に寄贈するつもりが、重くて運ぶことができずここに安置されたといわれている。
境内にはベジタリアン食堂「パンパン」もあるので、ランチ場所を探している人は寄ってみよう。お花のサラダやカレーなどの料理を食べることができる。
 
写真が好きな人にチェンマイでの撮影ポイントを1つ。お寺の本堂は東を向いて建てられているものがほとんどなので、本堂の写真を撮るなら午前中のほうが逆光にならなくていい。だけど、このお寺に関していえば、夕日がドイステープ山に落ちて、空が赤く染まり始めた頃に撮るのが美しいと思う。

【行き方】旧市街のスアンドーク門からステープ通りを西に行った左側。赤色ソンテーオ(乗り合いタクシー)に乗るのが便利。

*1 ブログ記事「由緒あるワット・プラシン」参照
* 2~4月の暑い時期は空気が白っぽくてあまり山が見えない。雨季(6~10月)や冬(11~1月頃)がきれい。

Tui☆ (レストラン経営)

まさに花園のお寺! 王族の遺灰が納められた白い仏塔群は必見

  • 観光おすすめ
  • 穴場

旧市街の西側、スアンドーク門を起点とするステープ通りをドイステープの山に向かって西進していくと、大きく金色に輝く大仏塔が左手に見えてきます。そこがワット・スアン・ドークです。
大仏塔、白い仏塔群および本堂のスケール感はちょっとほかの寺院では見られないものです。旧市街からもほど近いですので、ぜひ観光コースに組み入れてください。
「花園のお寺」という意味の名前ですが、近年大規模な修復が行われており、そのためもあって現在の輝きはまばゆいばかりです。

このお寺でしか見られない景観といえる白い仏塔群は、ラーンナー王朝の皇族の遺灰を納めたものです。これらは各所に分散していたのを、ダーラー妃(ラマ5世王妃)の発願によって1914年にこの地に集められたそうです。

仏塔には仏舎利が納められていると伝えられています。こちらに一片が奉納され、もう一片はこのお寺からも望める山中にあるワット・プラタート・ドイステープに納められたとされています。

本堂は恐らくチェンマイで最も広大なものでしょうか。大仏塔の側からも入れますが、反対側の入り口から入るのが順路です。入った途端にこれまた燦然と金色の光を放つ巨大な大仏様が奥に見えます。入って左手にお供え用の花がありますが、それを取ったらお金はご自分の思う額でよいので(相場はありません)、備え付けのボックスに投入してください。
ご本尊は近づくにつれてまばゆさを増し、その威容に圧倒されます。坐像の背後に立像がいらっしゃいますので、ご本尊の回りをグルリと一周するのを忘れないように。

知名度からいうと、ワット・プラタートドイステープや旧市街の三大寺院に次ぐものではありますが、いつの時間帯も参拝客や観光客はまばらなため、静かにゆったりとした時間が流れています。
夜間は大仏塔がライトアップされ、荘厳さを一層増します。門前のステープ通り沿いにあるおかゆ屋は夜間には常連客で大盛況になりますので、そちらを合わせて賞味されてはいかがでしょうか。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。