ニューハウンとは、英語でいえば「ニューハーバー」。
日本語にすれば新しい港という意味ですが、実はコペンハーゲンの古き良き時代を知り尽くした港町といった風情が漂うエリアです。
17世紀にもっとも繁栄したこの港は、国王クリスチャン5世の尽力によって作られ、商人や船乗りたちを乗せた貿易船の行き来が非常に盛んでした。
現在のニューハウンは、国内外からやってくる観光客はもちろん、地元の人たちに憩いの場所を提供する、コペンハーゲン市ならではのモダンで小奇麗なエリアです。
ここに集まる人たちも、その雰囲気に負けずにおしゃれ。
旬のトレンドを先取りしたファッションに身を包み闊歩するステキなデンマークの人たちを、雰囲気のあるカフェに座って眺めるのも楽しいでしょう。
訪れたら必見なのは、古き時代を感じさせる石畳の小路に映える、カラフルなタウンハウス(集合住宅)でしょう。
ぜひ、ここで思い出のショットを撮影してください。
また、このタウンハウスのひとつには、デンマークが誇る童話作家 ハンス・クリスチャン・アンデルセンが晩年暮らしていたこともあります。
港をのぞむ運河には、水上バスやボートが運行していますので、ぜひ船水上からタウンハウスの美しい光景を満喫してください。
このタウンハウスの地上階にあるカフェ、レストラン、ブティックなどをゆっくり散策するのもおススメです。
港沿いには、デンマークならではの魚貝類を中心とした郷土料理を提供するレストランが並んでいますので、このエリアの雰囲気を楽しみながら優雅なランチやディナーを楽しんでください。
ここにはもうひとつ、歴史を語る記念碑が建立されています。
港の横に置かれた船のイカリです。このイカリは、第2次世界大戦時に戦死した、1700人以上にも及ぶ兵士のための慰霊碑になっています。
コペンハーゲン市の東に位置するニューハウンへの行きかたですが、できれば宿泊先のホテルから徒歩がいいでしょう。
というのは、タクシーならともかく、レンタカーなどで訪れても、まず駐車できないほど混んでいるからです。
ホテルで無料の地図をもらって、徒歩で歩き回るのもまた楽しいでしょう。
ここ一帯エリアを満喫するための所要時間は、徒歩で約15分ほどになります。
※市内を徒歩で制覇も可能ですが、どうしても公共の乗り物が使ってみたい場合は、バスがいいでしょう。
料金は区画制(ゾーン制)で、2区画(ゾーン)用の切符であれば、25クローネ(約400円)で、1時間以内であれば乗換え自由ですし、路線図がバス停に表示されているので使いやすいと思います。
Nyhavn ニューハウン
カオル イナバ
(フリーライター)
マストな観光スポット!カラフルなタウンハウスが並ぶ、情緒あふれる港町
- 投稿日2018/06/26
- 更新日2023/12/26
2017/12訪問
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ジャンル旧市街・古い街並み
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エリアコペンハーゲン
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住所
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アクセスコンゲンスニュートー Kongens Nytorv駅から徒歩約9分
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営業時間24時間
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定休日無休
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公式サイト
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