アルマス広場から急な坂道を登って15分弱、クスコの街並みと遠くに標高6384メートルのアウサンガテ山が望めるサン・クリストバル教会があります。
この場所は初代マンコ・カパックの屋敷があった場所とされ、その後周辺にはたくさんの穀物庫が立てられ、インカの時代の遺構がそこかしこに残っています。
ワイナカパックの息子の一人、パウリュ・インカが洗礼を受け、カトリック教徒となり、こノバに教会を1543年に建造することになりました。
建築は質素ですが、内部はバロック時代の金箔が貼られた祭壇や彫刻がすばらしいサンクリストバル像や絵画があります。
また10ソーレスを払って入場すると上れるのが鐘楼。ここからの眺めがまたすばらしいのでぜひ、利用していただきたいです。
入場料10ソーレス、カテドラル、サンブラス教会、宗教芸術博物館なども含まれた宗教施設共通入場券30ソーレスにも含まれています。
Cerro San Cristobal サンクリストバルの丘
教会と遺跡と展望台が一度の楽しめる街から徒歩でいける絶景スポット!
- 投稿日2015/09/29
クスコの町並みを望む、見晴らしの良い丘
- 投稿日2015/09/29
アルマス広場から徒歩で登ること約10分、クスコの街をよく見渡せる丘、サン・クリストバルの丘に着きます。
この丘からは世界遺産であるクスコの美しい町並みを眺めることができます。
ユネスコにより定められた屋根の色(茶色)で統一されているのがよくわかります。
サンクリストバルの広場の真ん中には大きな十字架が立っていて、広場の横にはサン・クリストバル教会があります。
実は「クリストバル」は、イスラム系でカトリックではなかったそうです。
そのため一般的には聖人とはみなされず、クスコでのみ聖人とされている人物だそうです。
広場の後ろ側にはコルカンパタ(Qolqanpata)と呼ばれるインカの石の壁が残っています。
ここは元々、インカ帝国の前身だったクスコ王国の初代国王マンコ・カパックの宮殿でした。
スペインによる征服後は、スペイン統治に協力的だった首長たちの土地となったためスペイン人はこの壁を取り壊すことが無かったようです。
現在は、ホテルManco Capaqの敷地となっています。
この壁の真ん中辺りには、頭のないコンドルの形をした水路の出口があります。
清めの儀式のために使っていたようですが、封鎖されてしまい、水は流れていません。
この広場はクスコを見下ろすのに気軽に行ける場所ですが、少々残念な点として、写真を撮る際に電線や廃屋などが写りこんでしまいますのでご注意を。
もう少し景観を整備して欲しいところですね。
それでもアルマス広場から徒歩で行ける上に無料なので、時間がある方は是非登ってみてください。
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ジャンル山・高原
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エリアクスコ
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住所
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アクセス地下鉄L2 Dorsal駅・Einstein駅から車で約28分
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。