一番のオススメは夜のライトアップ。昼間とは異なり幻想的な雰囲気に。中庭でのコンサートなどもあり、ぶらりと夜のお散歩がてらに。
15世紀初頭、海洋貿易でベネチア共和国と肩を並べる富と力を持ち、当時邸内には総督の居室と執務室、評議会、火薬庫、凶悪犯専用牢屋などがあった。現在は再現された総督の居室や大富豪で町の貢献者ミハエリ・プラツァトの胸像の他、16世紀後半〜19世紀までの歴史資料や毎日管理していた城門の鍵など、共和国の歴史や習慣が垣間見られます。その他陶器やガラス細工、イタリアとクロアチアの名匠による絵画、装飾など美しい展示物も多く、小さいながらも意外と見応えがあるかもしれません。
大評議会ホール入口の扉の上にラテン語で刻まれている「Obliti Privatorum Publica Curate」”私事は忘れ 公共のために尽くせ”の文字も見どころの一つ。共和国時代の総督職は1ヶ月交代で、任期中は総督は邸宅からは外出禁止。ひたすら執務にあたらなければならず、官僚たちへの戒めの言葉として記されたそうです。
また、併設されているミュージアムショップには、限定のレプリカ風商品など他店にはない土産品が見つかるかも。
【アドバイス!】
◎美しいレリーフが施されたアーチの下は照り返しの厳しい旧市街の夏には観光客の休憩場としても活用されているので、気軽に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
◎ドゥブロヴニク・カードで無料入場。
△歴史に興味がなければ入場料を払ってまで入らなくてもいいかも。
✖️館内は撮影禁止。
✖️冷房がないので真夏はかなり暑い。
【アクセス】
ルジャ広場から徒歩1分
営業時間:9:00〜18:00
入場料:35クナ またはドゥブロヴニク・カードで無料入場
Rector's Palace 旧総督邸
大桑 千花
(ライター、フォトグラファー)
幻想的なライトアップが美しい、ラグーサ共和国の総督邸。
- 投稿日2016/01/27
- 更新日2024/01/31
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ジャンル博物館・ミュージアム 世界遺産
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エリアドブロブニク
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住所
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アクセスRuđer Bošković国際空港から車で約30分
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電話番号+385-20-321437
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営業時間4-10月: 9:00-18:00, 11-3月: [火-日]9:00-16:00
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定休日無休
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予算入場料(大人) 15ユーロ
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