旧市街のピレ門入ってすぐのところにある、15世紀の噴水。
噴水といっても水が噴き出してくるわけではなく、飲んだり手を洗ったりするための水が流れ出る"泉"を覆う建物だと思ったほうがいいでしょう。
オノフリオとは、この建造物を作ったイタリア出身の建築家の名前。
夏季の干ばつに悩まされていたドゥブロヴニクでは、約12キロ離れた水源から水を引く計画が立てられ、オノフリオがそれを実行しました。
これが"大"噴水と呼ばれるのは、同時期に作られた"小"噴水があるからで、小さいほうは旧市街をずっと奥に入ったルジャ広場に建っています。
大噴水はドーム型をしていて16の側面があり、ひとつひとつの面にユニークな顔の彫刻がついています。
17世紀の地震により損傷する前は、もっと多くの装飾があったようです。
近代的な水道設備がある現在では、この建物は基本的に観光用のモニュメントなのですが、今でも側面の顔にある蛇口から、きれいな水が流れ出ています。
旧市街へ遊びに来た人たちは、ここで水を飲んで休憩したり、周囲を歩きながらおしゃべりしたり、街の中の格好の憩いの場となっているのです。
グループでやってきて、旧市街は自由行動ということにしたとき、ここを待ち合わせ場所にすれば、絶対に間違うことがありません!
注:クロアチアの水道水は一般に飲料水として利用されていますが、日本の水とは質が異なるため、
胃腸の弱い方は水道水を避け、ミネラルウォーターを購入することをお勧めします。
入場施設ではなく、常時無料です。
Onophrian Fountain オノフリオの大噴水
アドリア
(旅行コーディネーター)
旅行者の憩いの場、旧市街入口に堂々と建つ大噴水
- 投稿日2018/04/24
- 更新日2018/05/21
2018/03訪問
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ジャンルモニュメント・記念碑 世界遺産
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エリアドブロブニク
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住所
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アクセスドブロブニク国際空港から車で約25分
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営業時間24時間
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