16世紀に活躍したクロアチアの劇作家、マリン・ドルジッチを記念した博物館。
日本ではほとんどその名が知られていませんが、クロアチアを代表する劇作家であり、彼の作品はヨーロッパ各地で上演されてきました。
代表作は『Dundo Maroje』(ドゥンド・マロイェ)で、ドゥブロヴニクには同名のレストランがあります。
16世紀のドゥブロヴニクには「ラグサ共和国」という都市国家があり、ルネッサンス期を迎え演劇や音楽、美術が大変盛んでした。
ドルジッチが実際に住んでいた建物はあいにく定かではありませんが、この博物館で、当時の雰囲気に触れることができます。
館内では、こういうところで執筆を行ったであろう、というイメージを基に「ドルジッチの部屋」を再現。
廊下やホールには作品中の登場人物を模した人形が展示され、芝居の雰囲気を体感することができます。
後の世に上演された彼の作品のポスターやパンフレットもあり、ドルジッチを知らない人でも、演劇博物館として楽しむことができるはず。
館内の説明にはクロアチア語に英語が表記され、係員も英語を話します。
ミュージアム・ショップには、作品のイメージを表した絵や芝居の一節がプリントされたオリジナルのTシャツ、バッグがあり、
ちょっと珍しいお土産になりそうです。
ドゥブロヴニクの旧市街で、メインストリートであるプラッツア通りをピレ門を背に歩き、
シロカ通りを右に入ると、写真にあるような入口が見えてきます。ピレ門から徒歩5分程度。
ドゥブロヴニクの観光地の共通パス「ドゥブロヴニク・カード」を使って入場できるので、旧市街をお散歩する途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。
ドゥブロヴニク・カードを使用しない場合は、ドゥブロヴニクの「ミュージアム共通チケット」120クーナで
入場します(ミュージアム共通チケットは、民俗博物館、海洋博物館、ドゥブロヴニく自然史博物館などと共通)。
House of Marin Drzic マリン ドルジッチの家
ルネッサンス期の雰囲気に浸る、クロアチア劇作家の世界
- 投稿日2018/08/09
- 更新日2019/04/01
2018/03訪問
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアドブロブニク
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住所
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アクセスピレ門から徒歩約5分
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電話番号+385-2 0323 242
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営業時間10月-5月:[火-日]9:00-20:30、6月-9月:[月]10:00-18:00、[火-日]9:00-22:00
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定休日クリスマス、年末年始、祝日
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予算入館料(大人) 100ユーロ
入館料(学生) 25ユーロ
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