インドには装飾の美しい『バオリ』と呼ばれる階段井戸が多数存在する。
ガイドブックにはほとんど載らない、1000年前のバオリを観に行こう!
階段井戸(バオリ)と聞けば有名なのがジャイプール近郊のチャンドバオリ。
時間に余裕がある方には是非行っていただきたいスポットだが、
中々日帰りでというわけにもいかない。
デリーから車で2時間の小都市ニムラナにも中世に作られたバオリ、
ここへはデイトリップで行けるので階段井戸を観たい方にはオススメ。
近場で気軽に行けるバオリがここ、アグラセン・キ・バオリ(Agrasen ki Baoli)。
中心部コンノートプレイスから車で5分ほど、
有名天文台ジャンタルマンタルからも歩いて数分で行ける。
この建築に関する文献は少なく、いつごろ作られたかなどは分かっていない。
伝説上の王アグラセンにより建築されたと考えられているそうだ。
住宅街の小道Haily Roadを入って中へ行くので少し分かりづらいが、
地元民には有名なので分からなかったら道を訪ねてみよう。
象の神ガネーシャの落書き壁画のすぐ脇にある。
入場は嬉しいことに無料!!
門をくぐるとまず飛び込んでくるのが圧巻の103段もの階段!
長さ60m深さ15mの深い底へと続く階段、
そしてこの階段を取り囲むように作られた建築は3段の階に分けられ、
それぞれに窪みのような小部屋が設けられている。
40℃を裕に超える真夏のデリー、当時の人はここで涼を楽しんでいたのだという。
現在は水も干上がり井戸としては使われていないので井戸内も観ることができる。
一番下まで降りて井戸の中へ入ってみよう。
ここはインド人のデートスポット。
若くて可愛いカップルがキャッキャと怖がったりしている。
実はデリーの心霊スポットとしてもよく紹介されている。
安全基準がインド。高さ15mもある場所にすら手すりなどはない。
転がって怪我をしないように足元にはくれぐれもご注意を!
Agrasen Ki Baoli アグラセン キ バオリ
まみっくす
(デリー在住ブロガー)
知る人ぞ知る階段井戸
- 投稿日2015/03/23
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアデリー
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住所
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アクセス地下鉄バイオレットライン Janpath駅から徒歩約11分
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営業時間9:00-17:30
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定休日不定休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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