昭陵は後金の2代目、清の初代皇帝である太宗皇太極ホンタイジとその妻の孝文端皇后のお墓です。
瀋陽の中心部から北にあることから「北陵公園」と呼ばれていますが、正式名称は「昭陵」といいます。
ここは2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)の明・清王朝の皇帝墓群の一部として追加登録されました。陵墓、建築物などは現在でも良好な状態を残しています。
地下鉄の駅にも「北陵公園」があるので、アクセスは分かりやすいのですが、郊外にあることに加え、瀋陽で一番大きな公園だけあって、しっかり見て回ろうとすると大変な時間がかかります。余裕をもってスケジュールを組んでください。
まず公園を入ると、昭陵の部分まで1.5キロあります。5元で車に乗せてくれるので、安くはないですが、私は2回行って2回とも、帰りは車に乗りました。
チケットの価格設定も複雑で、最初の公園部分、昭陵部分、展示館部分と細かく分かれているので、よく分からない場合は「全票」(2015年時点で大人70元 130センチ以下の子供無料)を買った方が無難です。
赤い建築物は年月が経って色あせている部分があるものの、保存状態はおおむね良く、清初期時代の建造物や文化の様子が分かります。ただ、これらの建造物に気を取られていると、肝心のホンタイジの墓を見逃してしまうので注意してください。
お墓は最も奥まった場所にあり、しかも目印らしい目印がないので、1回目は気づかずに帰ってしまいました。
参道の両脇には動物の彫刻が並んでいて、遺跡には反応の薄い子供でも楽しめます。
営業時間は
夏季 9:00-17:00 (4月1日―10月31日)
冬季 9:00-16:30 (11月1日―3月31日)
瀋陽は冬が寒く、観光客が減るからか、冬のチケットは安くなります。窓口で確認してください。
Beiling Park 北陵公園 ベイリンゴンユエン
浦上 早苗
(経済ライター・翻訳者、日本語講師)
市民の公園としても親しまれている皇帝の墓
- 投稿日2015/10/05
- 更新日2015/11/30
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ジャンル広場・公園
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エリア瀋陽その他
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住所
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アクセス地下鉄2号線 北陵公园駅からすぐ
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電話番号+86-24-86896203
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定休日無休
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