1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. 大連(中国)観光地
  5. 張氏帥府の現地クチコミ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]
大連 (中国) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Former Residence of Zhang Zuolin and Zhang Xueliang 張氏帥府 チョウシスイフ

浦上 早苗 (経済ライター・翻訳者、日本語講師)

張作霖、張学良父子の官邸兼私邸

  • 歴史的建造物おすすめ
  • 定番人気

高校時代に日本史を選択していた人なら「張作霖」という名前は聞いたことがあるでしょう。1900年代前半に東北三省を支配し「満州王」と呼ばれた奉天軍閥のトップで、日本の関東軍とも深いかかわりがありながら、最後は関東軍の陰謀により乗っていた列車を爆発され、亡くなりました。
ここはその張作霖と彼の息子である張学良の官邸および私邸です。

実際に現地を訪れ、ここの建物や敷地を見ると、彼らの権勢がいかに大きかったかがよく分かります。執務室、寝室、食事室、応接室…どれも今の時代でもそれなりに使えそうなモダンで豪華な作りです。また、張作霖が自らの脅威となりつつあった部下を自ら殺害した部屋、爆発で瀕死の状況で運び込まれ、息を引き取った部屋もあり、歴史的にも見どころの多い場所です。

日本では張作霖の方が有名ですが、中国では彼の跡を継ぎ、その後の中国政治で重要な役割を果たした張学良の方が圧倒的に存在感が大きく(最近まで存命だったこともあり)、残されている資料は彼の物が多いです。「張学良氏が使っていたドライヤー」なども展示されており、どれだけ偉人だったんだ、と若干突っ込みたくなりますが…。

この父子は相当のプレイボーイだったようで、いわゆる第〇夫人の部屋も複数あります。例えば張作霖が亡くなったのは第五夫人の館。敷地から少し離れたところには、張学良の愛人だった女性(後に妻になりました)のために用意した家もあります。この家は二人のためのダンスホールなどもあり、なかなかの豪華さで、その寵愛ぶりがよく分かります。

営業時間は夏(4月中旬~10月初旬)が8時半~17時、それ以外が8時半~16時半。

  • 中国本土からアクセスした場合、GoogleMAPが表示されない可能性がございます。
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。