中山区・南山の北麓、海を望む楓林街、南山路、七七街、五五路、望海街の一帯は、日本統治時代の1910年~20年代に多くの和風モダン住宅が建設された高級住宅街でした。
今も昔の面影が残り、街を歩けば大連の歴史をたどることができます。また近年は「南山旅游風情街」「七七(南山)特色餐飲街区」として再開発され、オシャレな喫茶店やバー、特徴あるレストランも増えつつあります。そんな歴史と文化が薫る街、南山をぜひ散策してみてください。
南山は大連の中心部からも近く、中山広場からならタクシーの初乗り料金(10元)で行くことができます。またバスなら11路、24路、407路を利用します。
南山散策の中心となるのは、大連の「新型企業集団」が2000年に整備したグルメストリート「南山旅游風情街」(楓林街)です。
ふぐ専門店「天正河魨」、台湾式高級鉄板焼専門店「三泰養生鉄板焼」、「原木餐廳 METUU」など、隠れ家のような落ち着いた雰囲気のお店やスタイリッシュなレストランが点在し、ドイツ総領事館としても使用された「大連市文博芸術館」(参観料30元)、博愛医院(現大連市二院)を1917年に創立した台湾人、孟天成(1882-1966)の故居(楓林街36号)、元・日本陸軍奉天特務機関大連派出所(南山街10号・現共青団大連市委事務所)、元・張作霖官邸(望海街32号)文化財指定された古い建物が数多く残っています。
また周囲には、1920年に南山麓公園として整備され、今は市民の憩いの場となっている植物園、1936年に整備された児童公園などにもあり、多くの市民や観光客に親しまれています。
Japanese Style Street 南山日本人街 ナンシャンリーベンレンジェ
ダーヘイ@大黒
(現地日本語情報誌編集長)
1910年に開発された歴史と文化が薫る旧日本人街・南山を散策!!
- 投稿日2015/10/23
- 更新日2015/11/30
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ジャンル旧市街・古い街並み
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エリア中山
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住所
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アクセス大連駅から車で約12分
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