世界遺産のアルハンブラは、13世紀から15世紀にかけて造られた、イスラム時代の城塞都市です。アルハンブラで最初に造られたのが、13世紀の城塞部分のアルカサバです。兵舎となっていた建物は土台を残すばかりですが、町を見下ろす景色は最高です。
ベラの塔(Torre de la Vela)に登ると360度の視界が開け、グラナダの町や、天気が良ければシエラネバダの山も良く見えます。高い塔ではありませんが階段が狭く、一段一段が高いので、歩くのが苦手な方は、塔に上がらず、アルカサバの城壁の内部に入ったら、奥の右側の見晴台だけをご覧になるのも良いでしょう。世界遺産の旧市街地アルバイシン地区が一望できます。
ナスル朝宮殿の入場券が売り切れてしまって入れない場合、庭園入場券を購入すればアルカサバがご覧頂けます。もちろん、ナスル朝宮殿に入場できる一般入場券が入手できた場合には、一般入場券でもこれらの空間はご覧頂けます。一般入場券で全ての空間をご覧になる場合、アルハンブラに到着して、王宮入場指定時間まで少し時間がある場合、ヘネラリフェに行ってしまうと少々王宮入場口から遠いので、先にアルカサバをご覧になってから王宮入場口に向かうのが良いでしょう。
庭園入場券は、一般入場券に比べて入手しやすいとは言え、売り切れることもありますので、早めにインターネットで購入されることをお勧めします。ナスル朝宮殿やヘネラリフェ、パルタル庭園とは異なり、アルカサバには夜間観光がありませんのでご注意下さい。
30分毎に時間指定されているナスル朝宮殿の入場とは異なり、アルカサバの入場は、14時以前と14時以降に分かれていて、これは、庭園入場券でも一般入場券でも同じです。14時以降の指定時間の入場券の場合、それ以前には、アルカサバには入れません。
Alcazaba de la Alhambra アルカサバ
ベルナルド・タカハシ
(旅行コーディネーター)
360度の景観
- 投稿日2016/01/27
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアグラナダその他
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住所
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アクセスグラナダ駅から33・21番バスに乗車しGran Vía 5- CatedralでC32に乗り換えPalacio Emperador Carlos Vで下車徒歩約5分
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営業時間4月1日-10月14日: 8:30-20:00, 10月15日-3月31日: 8:30-18:00
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定休日12月25日,1月1日
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予算入場料 10.61ユーロ
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公式サイト
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