Nem Chua Ran Ba Gia (Hang Bong) バーザー (ハンボン通り)

旧市街のハンボン（Hang Bong）通り上にある小道を中に入ると、
揚げ発酵ソーセージ（ネムチュアザン／Nem Chua Ran）専門の店が
3，4件並んでいますが、今回紹介するお店は、「Nem Chua Ngoc Ran」という
白地に赤い文字で書かれた看板がかかった小さなアットホームな店です。

ハノイのビアホイ（ベトナム版居酒屋）では、
揚げる前の豚肉を発酵させた酸味の強い発酵ソーセージ（ネムチュア）も
酒のツマミとして人気ですが、観光客には匂いが苦手で手を付けない人もいます。
しかし、これに衣をつけ揚げることでツンとした匂いが消え、
弾力が出てもちもちとしたまた一味違った珍味に変貌して食べやすくなっています。

この店の衣は、甘めに味付けされており、店の看板に書かれている
「Nem Chua Ngoc Ran」／ネム・チュア・ゴック・ザン」の
「Ngoc／ゴック」が甘いという意味です。
その分、添えられているチリソースが他店のものに比べて、
あとからじりじりとくる激辛味になっています。

1本5000ドン（約25円）で「1人前」と注文すると10本出てきます。
ビールとの素晴らしすぎるコンビネーションにパクパクと手が止まらなくなります。

この旨さ、日本にいる父に味あわせたい！そんな想いが馳せるほど。
きっとあなたもここを訪れた時、「○○に食べさせたい」と、
酒好きの誰かの顔が浮かぶはずですよ。